親子孫3世代、世代やジャンルを超えて質の高い音楽体験を無料で楽しめる「日比谷音楽祭2021(実行委員長:亀田誠治)」は、2021年5月29日(土)・30日(日)の開催方針について、5月7日(金)に発出された緊急事態宣言の延長を受け、無観客生配信※で行うことを決定した。これまで発表されていたYAON、ONGAKUDO、KADANの3ステージ生配信に加え、HIROBA、KOTONOHAの2ステージの配信も決定。すべてのステージを配信することが決定した。(※一部プログラムは、事前収録等、生配信ではないものもあります)

 日比谷音楽祭は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて開催中止となった2020年を経て、2021年は、コロナ対策を徹底しながらリアルとオンラインの両方での開催に向けて準備をしてきた。しかしながら、緊急事態宣言下において、日比谷公園では無観客によるオンラインイベントのみ認められていることや日比谷図書文化館も臨時休館、サテライト会場の東京ミッドタウン日比谷も引き続き大規模商業施設の休業要請により休業と、開催を予定していたほとんどの会場で有観客開催ができない状況となった。

 また、イベント開催制限の緩和により大音楽堂における有観客公演は認められることになりましたが、「日比谷音楽祭2021」は、2日間長時間に渡り多数のアーティストが出演するため、大音楽堂周辺に大勢の方々が集まり、公園内外で緊急事態宣言下においてふさわしくない人流の増加が起こる可能性があると判断、未だ新型コロナウイルスの感染状況が厳しいことも考慮し、ご来場いただく皆様をはじめ出演者並びにスタッフ等関係者の安全・安心を優先したいという思いから、無観客でのオンライン生配信のみによる開催の方針を決定した。

 今回の無観客生配信は、動画配信サービスU-NEXTで視聴が可能。U-NEXTの月額会員の方は追加料金なしで、会員ではない方も「31日間の無料トライアル」期間を使っての視聴が可能。全3チャンネルのマルチアングルで、ステージの生配信だけでなく、トークやワークショップなども配信される予定です。視聴者は画面上でステージを自由に切り替えながら、まるで日比谷音楽祭の会場にいるかのように好きなステージを視聴することができます。ライブ配信(生配信)での視聴のみとなり、見逃し配信やアーカイブ化はしない。

 また、一部の出演者ラインナップに変更があった。詳しくは日比谷音楽祭2021オフィシャルサイトを確認。

 コロナ禍という不安で難しい時代においても、音楽を楽しんだ一人一人が音楽を支えることで、音楽文化がより豊かになる。音楽が人々の暮らしに自然に根をはり、日々を豊かにする。そういう新しい音楽の循環のある新たなステージに、みんなで進むことを日比谷音楽祭は目指す。

開催日時

2021年5月29日(土)、30日(日) 11:00~20:00(予定)
【開催場所】オンライン配信 (U-NEXT)

日比谷音楽祭2021の無観客オンライン開催について

 「日比谷音楽祭2021」は5月7日に発出された緊急事態宣言の延長を受け、無観客のオンライン開催でお届けすることになりました。事前抽選に申し込んでいただいたみなさんや、2年ぶりの日比谷公園での開催を楽しみにしてくださっていたみなさんをがっかりさせてしまい申し訳なく思っています。

 エンタテイメント業界は、この一年間感染防止対策を徹底しコンサートや劇場は安全だというエビデンスを積み重ねてきました。今回の緊急事態宣言の延長には規制緩和の動きも見られ、「こんな時こそ日比谷音楽祭から発信される音楽の力で人々を元気にしたい!」という気持ちでいっぱいです。

 しかし一方で、新型コロナウイルスの感染は拡大傾向にあるのが現状です。日比谷音楽祭は音楽業界のみならずさまざまな方からの賛同と応援によって開催されています。お客様、ステージに立つアーティスト、スタッフ、日比谷音楽祭を応援してくださるみなさんの気持ちを考えると、2021年の5月のこの状況の中で、誰もが不安を感じることなく楽しんでいただける「日比谷音楽祭2021」を届けることができる確かな形は無観客のオンライン開催だという判断に至りました。

 5月29日、30日の開催に向け、さまざまな場面において感染防止対策を徹底し、アーティスト、スタッフ一丸となってオンラインという環境でも最高のステージをみなさんに届けられるように努めてまいります。また、親子孫三世代、ここでしかない音楽体験ができるワークショップやトークショーなども配信されます。おうちにいてもまるで日比谷公園にいるような、そんな気持ちになってもらえること間違いなしです。

 最後に、僕からのお願いです。生配信は日比谷公園からお届けしますが、通常のライブのように会場のお客さんが聴く音響とは違い、配信用の音響を使用するため、日比谷公園に来ても、日比谷公園名物の「音漏れ」はありません。

 どうかみなさん「日比谷音楽祭2021」は、ぜひおうちでお楽しみください。

日比谷音楽祭実行委員長 亀田誠治
2021年5月12日

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)