小野莉奈、主演作がグランプリ 最優秀主演女優賞も「大変光栄」
『POP!』
小野莉奈が主演する最新作『POP!』が現在開催中の「MOOSIC LAB [JOINT]2020-2021」のコンペティション部門でグランプリを受賞。同時に小野莉奈が最優秀主演女優賞を獲得した。
本作は二宮健監督の「とんかつDJアゲ太郎」や「疑惑とダンス」などの作品に俳優として出演し、個性ある演技で注目をされていた小村昌士の初長編監督作品。チャリティー番組のオフィシャルチャリティーサポーター・柏倉リン(19)が子供と大人の狭間で周りに対する違和感に気付いていく物語。
『アルプススタンドのはしの方』「コントが始まる」などで今最も注目を集める新人女優の一人である小野莉奈が主人公・リンを演じ、三河悠冴、小林且弥、野村麻純、菊田倫行、木口健太、成瀬美希、中川晴樹らが脇を固めた。気鋭のビートメイカー/ボーカリスのAru-2が音楽を担当したことでも話題となっている。
受賞にあたり、小野莉奈・小村昌士監督よりコメントが到着。小野は「POP!は、リンちゃんだけでなく私自身も前に進めるきっかけとなった大切な作品です。劇中ではリンちゃんが大人になった姿までしか描かれていませんが、その成長の続きを小野莉奈として皆さんにお見せできるように頑張ります」と喜びの声を寄せた。
小野莉奈(主演・柏倉リン役)コメント
今回このような賞をいただき、大変光栄に思います。POP!は、リンちゃんだけでなく私自身も前に進めるきっかけとなった大切な作品です。劇中ではリンちゃんが大人になった姿までしか描かれていませんが、その成長の続きを小野莉奈として皆さんにお見せできるように頑張ります。POP!をこれからもよろしくお願いします!
小村昌士(監督)コメント
映画『POP!』がこの度MOOSIK LAB[JOINT]にてグランプリ、そして小野莉奈さんの最優秀女優賞を受賞しました。撮影前の準備期間では孤独な時間が多く、不安と緊張で毎日どうにかなりそうで実際どうかしてた思うのですが、約十日間の撮影を終えた直後は「なにかを作ることが人間ができる一番素敵な行為なんじゃないか」という綺麗事が浮かんだぐらい高揚感に包まれていました(その後の編集作業でまたどうにかなりそうになりますが)。それは素晴らしい出演者とスタッフに恵まれて、その全員がベストを尽くしてくれたことで生まれた高揚感です。なにが言いたいかと申しますと、映画は内容もそうですが、それ以上に作っている人たちの気持ちが反映されるのものだと思うので、グランプリを受賞したのはその僕の感じた高揚感が審査員の方にも伝わったのかな、ということです。そして、今回の映画では主演の小野さんの魅力を伝えることが一つ監督としての僕の役目でもあったので、最優秀女優賞を小野さんが受賞したことでその役目を果たせたのかなと感じております。この度の受賞を映画『POP!』を代表してここに感謝の意を表します。ありがとうございました。
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