公開されたポスタービジュアル(C)2022 山本中学・少年画報社/「左様なら今晩は」製作委員会

 乃木坂46・久保史緒里(21)が主演を務める映画『左様なら今晩は』(11月11日公開)の60秒予告映像とポスタービジュアルが解禁された。サラリーマンと突如姿を現した幽霊の奇妙な共同生活を描く。生きている間に恋愛経験がなかったウブな幽霊を演じる久保は広島県尾道市の方言「備後弁」にも挑戦。愛らしい台詞と表情にも注目だ。更に小野莉奈、永瀬莉子、中島ひろ子、宇野祥平らが出演する事が発表された。

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 漫画家・山本中学氏による同名作品が原作。ごく普通のサラリーマン・半澤陽平(萩原利久)と、陽平の部屋に突如姿を現した幽霊・アイスケとの奇妙な共同生活を描く。

 久保史緒里が演じる幽霊の愛助(アイスケ)は、原作とは違うオリジナルのキャラクター設定で、“生きている間に恋愛を経験しなかったウブでピュアな幽霊”。

 そんな愛助と共同生活を送ることになる平凡なサラリーマン・陽平を演じるのは萩原利久だ。

 この程解禁された予告は、愛助と陽平の奇妙な共同生活の一部が映し出されている。

 一人晩酌をする陽平(萩原利久)の部屋に不気味なノイズが鳴り響き、突然部屋の電気が消え真っ暗に。驚く陽平の叫び声とともに現れるのは、白いワンピースを身に纏った、愛らしい姿の幽霊(久保史緒里)だった。

 愛助は、この部屋に昔住んでいた住人で、陽平の暮らす部屋にずっと居座っていたのだった。生きている間に恋愛を経験しなかったという、ウブでピュアな愛助。

 「うちも、一回くらいはキスとかしてみたいけ」そんな愛らしさ満点の台詞は、本作のロケ地である広島県尾道市の“備後弁”で、愛助は尾道の方言を話すキャラクター設定ということから、久保は全編を通して備後弁で演じている。

 突然始まった幽霊との共同生活に動揺を隠せず戶惑う陽平(萩原利久)の様子や、愛助が陽平の“喉仏を触る”といった不思議なやりとりにはコミカルさが表れている。

 しかし、人間と幽霊、交わらない世界に生きる二人の葛藤、ラストの愛助の台詞と陽平の涙のわけ、そして二人に待ち受ける運命とは────。二人の行く末が気になる予告となっている。

 そして予告と同時に解禁となったポスタービジュアルは、愛助と陽平が暮らす部屋のベランダからの一コマ。

 大好きな誰かを想うような愛助と陽平それぞれの優しい表情はもちろん、背景の美しい尾道の街並みが相まって、美しくエモーショナルなビジュアルに仕上がっている。

 さらに、本作で奇妙な関係性の二人を取り巻く追加キャストに、小野莉奈、永瀬莉子、中島ひろ子、宇野祥平らが出演することが発表となった。

 陽平に想いを寄せる同僚の果南(かなん)に小野莉奈、陽平が同棲していた元カノ・玲奈に永瀬莉子、果南の叔母でスナックのママで霊媒師でもあるみさきに中島ひろ子、陽平が住むアパートの不動産店主・奥田に宇野祥平(など、個性豊かなキャラクターたちが集結した。

 本作の監督・脚本を務めるのは、高橋名月氏。高校在学中に執筆した『正しいバスの見分けかた』で、第14回「伊参スタジオ映画祭 シナリオ大賞」短編の部のグランプリを、映画祭史上最年少の18歳で受賞した新進気鋭の若手監督である。

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