矢田亜希子、再会の“息子”中川大志に「立派な男性になられて」
『砕け散るところを見せてあげる』舞台挨拶
中川大志、石井杏奈、矢田亜希子、堤真一、SABU監督が10日、都内で映画『砕け散るところを見せてあげる』公開記念舞台挨拶に臨んだ。
【写真】中川大志、石井杏奈、矢田亜希子、堤真一、SABU監督集合写真
竹宮ゆゆこ氏の同名小説を実写化。常識を覆す、衝撃の愛の物語で中川大志と石井杏奈がW主演を務める。“学年一の嫌われ者”と呼ばれて孤立していた一年生の蔵本玻璃を石井杏奈、玻璃をいじめの手から救い出そうとする高校生の濱田清澄を中川大志が演じる。また、清澄の母親役を矢田亜希子、玻璃の父親役を堤真一が務めた。
撮影から約2年半、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による公開延期を経ての公開。矢田は、久々に会った“息子”中川を「面影はあるけど立派な男性になられて。なんかあったの?みたいな」と“親心”をのぞかせた。
そんな言葉に「2年半ですからね」と照れる中川に、矢田は続けて「母としても私としてもすごくびっくり。これだけ成長するんだなって。もともとしっかりしている方ですが、より大人になられて感慨深い。フレッシュでかっこよくなって、いつもかっこいいですけどね」とし、観客に向けては「みなさん会えてよかったですね」と投げかけ微笑んだ。
その矢田には、中川とどう親子関係を構築したかという問いが寄せられた。ここまで大きな息子の母親役は初めてで戸惑いもあったというが「撮影前に中川さんとセリフ合わせしたときに純粋でまっすぐにくる言葉が胸に響きました。中川さんを演じる清澄を観察していていればいいなと。愛情いっぱい注いでお芝居すれば大丈夫かなとヒントを頂いた」と振り返った。
一方の中川。撮影当時は20歳になったばかりの頃だったといい「ニキビができている感じも若いなって。そういうのも含めてあの瞬間のあの時にしかない表情や感じていることがいっぱいあったんだろうなと、それを残してくれてありがたいです」と感慨深く懐かしんだ。