[Alexandros]

 [Alexandros]が、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(5月7日公開)で声優に初挑戦した。

 アムロとシャアの最後の決戦を描いた『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から33年。その世界観を色濃く引き継ぐ富野由悠季による小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の映画化。反地球連邦政府運動「マフティー」が挑む新たな戦いを縦軸に、そのリーダーであるハサウェイ・ノア、謎の美少女ギギ・アンダルシア、連邦軍大佐ケネス・スレッグの交差する運命を横軸に描く。

 本作で主題歌を担当する[Alexandros]が、劇中の声優にも挑戦することが決定。[Alexandros]の3人が演じるのは、ハサウェイとミアミスするダバオの市民たち。

 川上洋平(Vo/Gt)は、ハサウェイが通り過ぎるフェリー乗り場前のモニターで「マフティー」の演説を見ながら、「マフティー」を疎ましく思う市民を熱演。磯部寛之(Ba/Cho)も、川上と一緒に、モニターの演説を一緒に見ている市民の他、マン・ハンターと呼ばれる組織から逃げる市民の2役を演じる。白井眞輝(Gt)は、磯部が演じる市民と共にマン・ハンターから一緒に逃げる市民、次に乗船場で時計を見るハサウェイの隣でチケットを買う市民、さらにバナナ売りの露天商と3役を務めている。

ダバオ市民/川上・磯部パート(C)創通・サンライズ

ダバオ市民/白井パート(C)創通・サンライズ

[Alexandros]:コメント

――アフレコをしてみた感想。

川上洋平(Vo/Gt) 楽しかったですね。こんなど素人の我々が参戦させていただいていいのかなという思いなのですが…でもやるからには、命をかけて名台詞に命を吹き込ませていただきました。本番は手応え感じました。ほぼ1発OKだったんじゃないですか? 僕のは(笑)。もしかしたら消されているかもしれないので、本当に入っているのか劇場で確認しなきゃなと思っています。完成披露では入れているけど、商品としてダメにされていないか映画館で確認しないと…そこまでは喜べないです。

磯部寛之(Ba/Cho) 表情が見えない中で、声で表現するというのを今日初めて体験しましたが、難しいな、奥が深いなと。プロの方々の奥深さが、僭越ながら垣間見えて新鮮で楽しかったです。このバンドで音楽に命かけてやってきたので、 その音楽の仕事がきっかけでこの貴重な仕事が頂けたので、好きなことを一生懸命続けていたら良いことあるなと実感しています。

白井眞輝(Gt) 昔からアニメをみていて、好きな声優さんとか何人もいて、声優さんに興味が湧くと、こういう現場を見る機会が多くて、今日そこに自分がいるというのが不思議で、貴重な経験でした。いきなりぶっつけでやって棒読みだったら恥ずかしいので、家で何回か、ダンディとか普通とか練習してみて、注文きたら変えられるようにしました。「ガンダム」は、アニメの歴史の中で大事な作品じゃないですか、その作品の中に自分の声が残るということは、末代まで自慢したくなるようなことです。

[Alexandros]

――主題歌について。

川上 僕が常に思っているのが、作品というのは聴いてもらった人が感じたことが全てだと思っています。三部作の上巻ですが、ハサウェイの気持ちを踏まえて作った曲。自分的にもできた時にかなりの手応えがあったので、そこは自信がありました。
自分の兄もマネージャーもガンダムが好きで、そのガンダム愛を語ってくれる人の話を聞いて、それを元に自分なりのものを吐き出したつもりなので、そこはお楽しみという感じです。

磯部 今まで培ってきた[Alexandros]の歴史もそこにぶつけるつもりで制作しました。いい曲になったと思いますし。それは『閃光のハサウェイ』に刺激を受けた部分は大きいのかなと、すごく感謝しております。

白井 アニメの歴史を語るには欠かせない作品の一部として、我々の主題歌を使っていただき、まさか劇中で声の出演もできるなんてと思っていなかったので大変光栄でした。皆さんと同様で作品の完成を楽しみにしておりますので、劇場で大きなスクリーン、大きな音で聞けるのを非常に楽しみにしております。

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