【写真】華原朋美が辛島美登里とデュエット(2014年9月23日)

「サイレント・イヴ」をデュエットした華原朋美と辛島美登里

 歌手の華原朋美(40)が最新カバーアルバム収録曲で11年ぶりデュエットしていることが分かった。復帰後としては初の試み。デュエットした楽曲は、華原の高校時代の想い出の曲「サイレント・イヴ」。お相手はもちろん、オリジナルを歌う辛島美登里(53)だ。

 〈写真〉見事な腹筋を披露した華原

 辛島とデュエットした「サイレント・イヴ」のオリジナルは1990年11月にリリースされ、ドラマ主題歌として大ヒットを記録したバラード曲だ。今回は華原と辛島が歌い上げ、10月1日発売の華原のカバーアルバム『MEMORIES 2 -Kahara All Time Covers-』に収録する。

 華原にとっては思い出の楽曲だ。高校時代、失恋した際に繰り返し聴いていたのが「サイレント・イヴ」。今も冬の時期にこの曲を聞くと当時を思い出すという。心に残る辛島の歌声。失恋という苦い経験と重なる青春時代の楽曲が故に「思い出に一区切りをつけたかった」と、カバーすることを決め、辛島がこれを了承した。

 華原にとってデュエット作品は、2003年10月22日にリリースした、“朋ちゃん&コロッケ”のマキシシングル「ありがとね!」以来11年ぶり。復帰後としては初のデュエット作品となる。

 レコーディングスタジオで初めて顔を合わせた2人は、収録に入る前に華原から当時の思い出を伝え、そこから互いの「サイレント・イヴ」にまつわるエピソードを語り合った。

 情報解禁に併せて公開されたミュージックビデオ「サイレント・イヴ duet with 辛島美登里」には、初対面した当日のスタジオの様子が収められている。レコーディングの雰囲気と、互いを見つめ合いながら歌唱する緊張感が映像から伝わってくる。

 同曲が収録されるカバーアルバム『MEMORIES 2 -Kahara All Time Covers-』は1960年代から2010年代まで約半世紀に渡る全ての年代の代表曲を網羅し、映画『喰女-クイメ-』のイメージソングとなった中森明菜「難破船」やLUNA SEA「ROSIER」を始め、シェネルの「ビリーヴ」、不朽の名曲「見上げてごらん夜の星を」などをカバーしている。

 以下はそれぞれのコメント。

 ■華原朋美コメント

 高校時代、失恋をした同じ時期に「サイレント・イヴ」を良く聴いていました。当時、この曲を歌っては「前に進まなくてはいけない」という気持ちになり、助けられた1曲です。

 ”私の夢をつかむまで”という歌詞に共感し、とても前向きになったことを覚えています。当時の失恋の思い出が大人になっても心残りだったので、こうして今回辛島さんとご一緒できたことで一つの区切りをつけることができ、自分にとっても人生のステップアップになりました。

 ■辛島美登里コメント

 正直、この曲は“女性の失恋”を歌っていて、とてもシリアスな歌なので、本当はデュエットに向いていないんじゃないかと思いました。

 男性とのデュエットであれば、男女の距離感を伝えることができるかもと思った部分もあり、女性とのデュエットは少し不安な思いもありましたが、今回華原さんと共演させて頂き、”一途に好きだった女性が自分を変えていかなければならない”という女性の想いを華原さんが歌われているならば、私は“優しいエールを送れる存在”になれるように…という新鮮な気持ちで歌うことができました。

 この曲を知っている方も改めて聞いて、新しい何かを見つけて頂けたら嬉しいです。

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【写真】華原朋美が辛島美登里とデュエット(2014年9月23日)

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