古川雄大

 古川雄大が、現在放送中のNHKプレミアムドラマ「カンパニー〜逆転のスワン〜」(BSプレミアム・BS4K/毎週日曜 午後10時)でバレエダンサー役に挑戦中だ。

 これまでにバレエ団存続の危機やプリンシパル負傷など、さまざまな困難を青柳(井ノ原快彦)と由衣(倉科カナ)の献身的な尽力で乗り越え、奇跡のチケット完売で公演初日を迎えた新解釈「白鳥の湖」。今日の最終回では公演は順調に進み満員の観衆を魅了していくが、中盤にさしかかると舞台上では予期せぬ危機が続発するという展開。

 そんな中、朝ドラ「エール」でミュージックティーチャーとして強烈キャラで注目された古川雄大が、今作ではバレエダンサーを演じ、その演技の幅と、しなやかな舞いへの役作りがまたしても注目されている。最終回を迎えるにあたり、ドラマ視聴者からは「バレエが思っていたより上手くてびっくり!これからの展開に目が離せません」、「バレエに向かう姿勢、セリフもジーンときました」という反響がネットに寄せられている。

 古川演じる水上那由多は、人気アイドルで本格的にバレエを習ってはいないが、人気や知名度が高いことを理由に新解釈「白鳥の湖」の王子役に抜擢されるという役どころ。

 定期的に更新されているドラマスタッフブログでは、古川が5ヶ月以上も自主練習を積み重ねた努力の姿や、このドラマに並々ならぬ想いをかけて挑んでいることなどが明かされている。

 実際に古川は、学生時代に3年間バレエを習っていたものの、当時通っていたダンススクールのプロクラスに入るために仕方なく習っていたが、本格的にバレエを習っていない点など、役と通じる部分がある。今回、ドラマ最終回に新解釈「白鳥の湖」の”王子役”を務めることになっていたため、一からレッスンを受け直したという。

 バレエ本番シーンの撮影は昨年末に行われたが、古川はドラマの撮影が始まる5ヶ月以上前、夏から自主的に練習を開始。知り合いに依頼して個人レッスンを受けたり、ドラマのバレエ監修であるKバレエカンパニーの実際の稽古場に通ったりして、撮影の5ヶ月以上前から準備をしてきた。

 そんな中、古川のインスタグラムでは自主練習の映像を公開。水上那由多を演じるため、ストイックに役に向き合っている古川の姿がわかる映像となっている。

 今夜放送の「カンパニー〜逆転のスワン〜」最終回では、いよいよ新解釈「白鳥の湖」が公演を迎える。バレエ監修であるKバレエカンパニーの演出・再振付の「白鳥の湖」にドラマオリジナルの演出と振付を加えたもので、実際の公演で使われている衣裳に身を包み、豪華な舞台装置も同様のものを使用し、ドラマ演出に合わせてアレンジしているという、今までに見たことのないドラマを作り上げている。

 古川は28日正午更新のインスタグラムで「今回、役で久々にバレエを踊りましたがかなり苦戦しました…」と明かしつつ、「この作品に出会い、改めてバレエの魅力を感じました。みなさまには、是非ご覧いただきたいです」と伝えている。

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