土井裕泰監督、菅田将暉、有村架純(撮影・木村武雄)

 菅田将暉、有村架純が26日、都内でW主演映画『花束みたいな恋をした』(1月29日公開、土井裕泰監督)公開直前イベントに登壇した。

 【写真】映画では、一緒に入浴するシーンも

 『Mother』(10)、『最高の離婚』(13)、『カルテット』(17)など手掛けてきた脚本家・坂元裕二が「2020年の東京」を舞台に書き下ろした最新作。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ち、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるも…。猛スピードで加速する恋の忘れられない「最高の5年間」を描いた。

 過去にラブストーリーに挑戦したことはあるものの、今回のようなものは「初めて」という菅田。「ドキドキする表情は土井さんに演出してもらい、なるほどと。新鮮でした」、一方の有村はクランクインする前に、土井監督のもとで菅田と行ったモノローグの収録を振り返り「まだ2人が定まっていないなかでしたが、そこでキャッチボールしたおかげで3人で共有できたものがありました」と役作りに良い影響を与えたと明かした。

 物語が、2人の5年間を紡いでいることから、それぞれ5年間で変わったことに。菅田は「風呂上りにちゃんと髪を乾かすようになりました。ドライヤーもなく、乾かす意味も感じなかった。(ドライヤーは)今はあります」。一方の有村は「コップやお皿とか、作家さんが作ったものだったり、小さいアイテムが増えました。好みは変わっているなと」

菅田将暉と有村架純(撮影・木村武雄)

 そんな2人は2016年10月公開の映画『何者』で共演している。当時の撮影現場では話す機会がなかったようで、菅田は今回の現場で有村を「こんなにしゃべる子なんだと。好奇心旺盛で自分が知らないものや初めてみるものに対して抵抗がなく、飛び込んでいける人」と印象を語った。

 一方の有村は、当時の菅田を「話しかけづらいということではなかったんだけど…壁がないというか…壁、あるのかな」と問うと、菅田は自身を「当時は話しかけづらかったんだろうね。その時期の評判悪いもん。よく言われるから」とすると有村は「忙しかったのかな」と優しい口調でフォロー。菅田は「眠そうで…ピリピリしていたと思う。変わったのかな」と笑いつつ自省した。

菅田将暉(撮影・木村武雄)

有村架純(撮影・木村武雄)

Photos

記事タグ