STU48連載企画
〜こんな時代こそ、アイドルが必要だ。〜

門脇実優菜


記者:木村武雄

掲載:21年01月18日

読了時間:約7分

 STU48が2月17日に6thシングル「独り言で語るくらいなら」を発売する。穏やかな大海原を爽やかな風を帆に受け、ゆっくりと進んできた彼女たち。更なる活躍が期待される今年は日本武道館公演も実現させ、いよいよ彼女たちが先頭を切る大航海時代の幕開けを感じさせる。その最初のシングルで示すのはこれまでの雰囲気とは異なる楽曲だ。選抜メンバー16人はどのような思いで臨んだのか。16人全員のインタビューを16日間連載する。

日本武道館のステージに立つ門脇実優菜

◆門脇実優菜
 STU48の中でも屈指のダンススキルを持つ。ダンス好きの父が「自分が昔できなかったからやらせてあげたい」と小学4年生からダンススクールに通わせた。そこではヒップホップやジャズなど様々な種類のダンスを学んだ。なかでも好きなのはガールズヒップホップ。それを習うために遠くのスクールにも通った。

 「ダンスは本命でした」

 ダンスには、様々な種類があるが「1on1」というダンスバトルがある。ダンススキルを競うなかで相手を挑発する。「それが苦手でした。今はみんなと一緒に踊ることが幸せ」

 幼い頃に抱いた夢がもう一つある。それは「声優」だ。

 「アニメを見て、声優ってすごい職業だなと憧れ、私もなりたいと思いました」。

 自分の声に自信があったわけではない。だが『私の声は世界で一つしかない』と思い志した。しかし、親には『今、目指すのはやめなさい』と反対され諦めた。「でも密かに声優を学べる学校の資料を取り寄せて見ていました(笑)」

 一度は諦めかけた夢を再び追う機会が訪れる。

 昨年、声優やアーティストを多数輩出している代々木アニメーション学院の広島校で大谷満理奈と特別レッスンをスタートした。

 「学院では、自分ができないところを再確認し、修正すればできることも改めて感じています」

 充実したキャンパスライフがうかがえる。

 そんな門脇は、これまでの活動で実感したことがある。

 「活動やダンスや公演などを通して『努力は報われる、継続は力なり』と思っています」

 なかでも印象強く残っているのは、本作のカップリングの歌唱メンバーを決める「ファンが決めちゃうSTU48 6thシングルカップリングユニット」で1位、いわゆるセンターに選ばれたことだ。

 「まさか1位だとは思っていなくて、入れても7位かなと。期間中は皆さんの応援に応えようと、毎日リプ返(返信)やダンス動画やブログを投稿していました。ファンの皆さんとの絆も深められ、そうした積み重ねが報われたのかなと思い嬉しかったです」

 「努力すれば何かしらいいことがある」これまでの経験で感じていることだ。

 「雑誌に載れましたし、ずっとしたかったソロ公演も叶いました。言うことも大切です」

 ただダンスとなると少し違う。

 「ダンスが上手いと言われるけど、そこで満足してはいけないと思っています。もっと上を目指さないといけない」

 個性は何か?と尋ねれば「食いしん坊で食に目がないです…」と天真爛漫な笑顔で答えるが、彼女の体には「ダンス」と「声優」の血が脈々と流れている。

 コロナ禍ではもどかしい日々を過ごした。それによって「自分と向き合うこともできました」。

 今年の目標は「挑戦」

 「昨年出来なかった今までの世界を取り戻せるくらいSTU48で盛り上げる年にしたいです。得意なことも苦手な事も進んで挑戦していける年にしたいです。怖いものがないくらいに成長していきたいです」

 門脇が憧れる宮野真守は、声優であり俳優でもあり、そしてアーティストでもある。宮野はアーティスト活動をするにあたって、声優からスタートした自身の境遇を踏まえ、独自の世界観の構築をテーマに掲げてきた。いわば、宮野しかできない芝居と音楽を融合した唯一無二の世界観だ。

 門脇にしかできないこと。少なくとも声優とダンス、そしてアイドルはその大事な要素であることに間違はない。

こんな時代だからこそ「アイドル」としてできることは何か。

 会える機会があるのであれば会いたいです。でも会えない。そうした募る思いを、まずはオンラインで伝えていきたいです。みんなを喜ばせることは何かを考えたときに、私の特技はダンスなのでダンス動画を公開したり、家でもできることをしていきたいです。

写真のエピソード

門脇実優菜が提供した写真

門脇実優菜が提供した写真

 初詣に行った写真です!足を出して行ったのですがお正月を舐めていました。激寒でしたが、今年もお参りすることが出来て良かったのと、「ピンス焼き」を食べれたので良きでした!

6thシングル「独り言で語るくらいなら」インタビュー

――新曲の印象と、それをどう捉え、臨みましたか。または自身と重ねた点があるとしたら?

 この曲を初めて聞いた時に直感ですが私はバズるんではないかと思いました!

――そのなかで印象に残っている歌詞は?

 「ブツブツ呟いてたって 誰が耳を傾けるんだ?」です!その歌詞の通りだなって。呟いたって何も始まらないし、誰にも伝わらない。ソロ公演がやりたい!とブツブツ呟いても気づいてもらえないので。やっぱりそこは声を大にして言った方がいいなと思いました。

――レコーディングの秘話、自身が担当した歌唱パートはいかがでしたか。

 この曲でめちゃくちゃ好きな部分があってそこをめっちゃ可愛く歌うということをしてました!でも私の歌割ではないところなんですけどね(笑)。そのリズムが好きで可愛くて、ずっと真似ていました。

――振付はどうでしたか。

 振り付けは今回も辻本知彦さんに担当していただいて、またまた感情表現が大事な振り付けでした!!

――ダンスが得意というところで、常に意識しているところはありますか?体幹とか?

 意識するところは日によって違います。きょうは体幹をきつめにやろうとか、きつすぎたら硬くなるので、今度は抜いてみようとか。もちろん表情もです。顔の角度が変わると雰囲気も違うので。レッスンを一つ一つやる上では目標を設けていて、きょうはこれをやろうと。公演によっても変わることはありますし、曲のニュアンスでも変わってきます。きょうはセクシーにいこうか、かわいくいこうかとか、奥深いです。

――MVの撮影はどうでしたか?

 何回もダンスパートを踊って、脚に限界きてました…。

――この楽曲に、MVに、歌詞に、これまでのSTU48にないものがあるとしたら?

 「独り言で語るくらいなら」という歌詞タイトルに今までにないSTU48さを感じました。

――ご自身にとってこの曲はどういうものになりそうですか?

 これはバズってくれると期待を込めて、STU48に革命が起きそうです。

 ◇

日本武道館のステージに立つ門脇実優菜

 2021年1月15日、STU48初の日本武道館コンサートが行われた。憧れのステージでアンコールを含め全22曲を披露した。夢舞台に立ったのは1期生・ドラフト3期生の23人。そして、6thシングルの選抜に入った2期研修生、原田清花、高雄さやかが一部参加した。

――日本武道館コンサートを振り返っていかがですか。

 私の憧れの方でもある宮野真守さんがこの舞台に立たれたことがあるので、「同じ舞台に立っている!」と嬉しくて、はしゃぎ過ぎました(笑)。みんなと一緒に踊ることが大好きだから、みんなと一緒に作り上げてきた舞台がこうしてできたことが嬉しくて。完成度も高く、みんながみんな一体になれたと思います。コロナ禍で声を出すことはできませんでしたが、私たちも精いっぱい届けましたし、盛り上がったと思います。私自身も羽ばたいちゃうぐらいの気持ちで楽しかったです。いつかソロでこうした大きな舞台に立ちたいですが、みんなと踊っている時に「一人で立てるのかな」という気持ちになり、宮野さんってやっぱりすごいと改めて思いました。自分一人ではまだまだと思えたので、これからもみんなの力を借りたいですし、みんなの良いところやスキルを学んで成長していきたい。そしていつかこの武道館に一人で立てるぐらいになりたいです。

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