Kis-My-Ft2の北山宏光と、Sexy Zoneの佐藤勝利が、日本テレビ系深夜ドラマ『シンドラ』第14弾『でっけぇ風呂場で待ってます』(来年1月25日スタート)でダブル主演し、初共演することが決まった。数々のジャニーズタレントが主演を務めてきた同枠で、『シンドラ』初のワンシチュエーションコメディに挑戦する。キングオブコント歴代王者のじろう(シソンヌ)などお笑い界屈指の最強コント師ら4人が脚本を手がけることもあり、テンポの良いやり取りにも期待が募る。

 そんな本作の舞台は、創業150年、江戸時代から続く下町の銭湯『鵬の湯』だ。恩人である先代の後を引き継ぎ、松見芯(演・北山宏光)と梅ヶ丘龍大(演・佐藤勝利)で、赤字続きの銭湯を切り盛りしている。

 北山演じる松見は、学校や親からも見放されていた元不良。だが、曲がったことは一度もしたことがなく、頼られると放っておくことができない人情味あふれる熱い男だ。“不良”と聞くと、彼が、2011年に『美咲ナンバーワン!!』(日本テレビ系)で演じた問題生徒のリーダー格・湊亮介役が思い浮かぶ。ドラマ初出演だった同作から10年の時を経て、“元不良”をどのように演じるのかーー、2019年には、映画『トラさん〜僕が猫になったワケ〜』で初の父親役に挑戦。今年の『24時間テレビ43』(日本テレビ系)では、メインパーソナリティを務めた。“好青年”のイメージが強くなってきているが、原点回帰ともいえる役柄に期待したい。

 また、佐藤が演じるのは、自分のカッコよさを武器にするあざとかわいい一面を持つが、隠しきれない毒が垣間見える梅ヶ丘。冷酷非情な上司から課される無理難題に悪戦苦闘していた『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)の斉藤博史役など、真面目で気弱な役柄が多い印象だが、『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)では、戸田恵梨香演じる谷山波奈江の生意気な弟を演じていたことも。当時高校生だった彼が、街の大人たちに遠慮なく思ったことをズバズバ言っていたシーンを思い出す。そんな“毒っ気”と、彼の持つ天性の“あざとさ”の融合に注目したい。

 『シンドラ』では、Hey! Say! JUMPの3人が主演を務めた『孤食ロボット』に始まり、Snow Manの4人が主演を務めた『簡単なお仕事です。に応募してみた』(日本テレビ系)などひとつのグループから多数のメンバーが出演することがよくある。同じグループならではの息の合ったリズミカルな芝居も面白いが、本作のように、グループの枠を超えたタッグが見られることも、『シンドラ』の醍醐味のひとつ。

 現在放送中の『バベル九朔』(日本テレビ系)では、ジャニーズJr.時代に同じグループに所属していたSexy Zoneの菊池風磨と、SixTONESの高地優吾(※高ははしごだか)のコラボが話題に。また、KAT-TUNの上田竜也が主演を務めた『節約ロック』(日本テレビ系)では、ジャニーズWESTの重岡大毅も出演。普段は後輩から恐れられているという上田に、果敢に攻め込む重岡。2人が仲睦まじくなっていく様子が、『シンドラ』公式YouTubeチャンネルにアップされると、“うーしげ”と名付けられ、双方のファンから愛されるコンビに。

 北山・佐藤コンビの絡みも、すでにYouTubeチャンネルにアップされている。北山が話すあらすじに、「はい。はい」とうなずく佐藤。すると先輩・北山が優しく、「勝利くんも話して!」と言い、2人で楽しそうに自撮り棒で遊ぶ場面も。ドラマももちろんだが、北山×佐藤の先輩・後輩コンビが仲良くなっていく様子も楽しみのひとつとなることだろう。【かなぴす】

この記事の写真

ありません

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)