浜辺美波

 浜辺美波、城桧吏、板垣李光人、諸星すみれ、伊瀬茉莉也、内田真礼が5日、映画『約束のネバーランド』(12月18日公開)オンライン祭りイベントに参加した。

 脱獄ファンタジー作品『約束のネバーランド』(原作・白井カイウ、作画・出水ぽすか)の実写映画化。「グレイス=フィールドハウス」という孤児院を舞台に、鬼の食料として飼育された子供たちが過酷な運命にあらがう姿を描く。

 エマ役を演じた浜辺美波はもともと原作を好んで読んでいたといい「何よりストーリが好き。次はどうなるだろうと次の展開が全く読めない。私には絶望しか見えなくて、この子たちがどう道を切り開いていくのかが全く見えない。引き込まれました。映画になっても共通していると思う。アニメでも毎回ドキドキする。漫画でも次のページをめくるのが止まらない」と思いを明かした。

 そのうえで、浜辺らしさをどう出そうと思ったのか。「原作が好きだったからこそ、エマ像は見えていて、エマが他のキャラクターからどう見られているのか、視聴者にどう映っている方がいいのか、ファンとして見えている部分があったのでそれを参考にしました」と語った。

 アニメ版で、エマの声を演じる諸星すみれは「アニメで観ていた世界観が実写映画で再現されていて感動した。役にぴったりはまっていて引き込まれました。素晴らしかった」と絶賛。更に浜辺の印象を「儚い、可憐な少女という印象」と明かした上で「エマは正義感が強く、皆を良い意味で巻き込んでいくキャラクター。本当にエマしか見えなくて、力強い演技に圧倒されました」と称えた。

 話題は、外の世界への逃亡を図る物語にちなみ、外に出たら何をしたいか、にかけて小さい時になりたかったものに。

 「2つあった」という浜辺は「歯医者とサーカスの人」と笑顔で明かした。歯医者は「虫歯が多かったので沢山お世話になっていた。バナナ食べながら寝ちゃったりして。お世話になっている人の職業になりたいと言ったら両親が喜んでくれた」とハニカミながら当時のエピソードを紹介。

 一方のサーカスは「お手玉が得意で、『シルク・ドゥ・ソレイユ』を見て素敵だなって思って。なんとなく向いているかもしれないと思って…」と当時は二つの夢で迷っていたと明かした。結果、女優の道に進むが「歯医者さんの役は演じてみたいですね」と語った。

板垣李光人、浜辺美波、城桧吏

 この日、共に出席した城桧吏、板垣李光人も自身の役柄の印象を語った。

 レイ役を演じた城は「レイは周りの子供たちよりも大人。どう大人に表現するのかは意識しました」、ノーマンを演じた板垣は劇中に登場する「鬼」が好きで「鬼のキャラデザが好きなんですよ。グロティクスもありながら耽美さもあって、それがこの世界観を際立たせてより深いものにしている」と明かしていた。

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