女優の南野陽子が15日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』に出演。デビュー当時に抱えた葛藤を明かした。

 司会の黒柳徹子は「みんなは女優・南野陽子ってイメージが強いらしいんですけど、私は歌手だと思ってた」と南野の印象に触れる。

 南野も「徹子さんは本当に、ね、『ザ・ベストテン』でお世話になったので、歌手としてのアイドルとしての10代の私を」とし、徹子との思い出を懐かしく振り返った。

 大人気を博したTBS系ドラマ『半沢直樹』にも出演した南野。徹子は「ええ!?、南野さんこんなのやるんだ」と驚いて見ていたようで、「それで関西弁でしょ? 当時は関西弁じゃなかった」と続けた。

 兵庫県出身の南野は「関西弁なんですけど、東京出てきたばっかりの頃は標準語に直さなきゃ、っていう思いもあったので。徹子さんの前では関西弁は出てなかったと思います」と笑顔を見せていた。

 今年でデビュー35周年を数える南野。デビュー当時の写真や20歳のときに出演した同番組、歌唱する映像などが流されると照れたような笑み。

 徹子は「当時は生意気なアイドルだったって?」と質問。「そう言われたりしたこともあったし、わりと自分で意見は言ってたかなと思う」と南野は応じ、徹子は「あんまり私に話しかけないでちょうだいオーラみたいなのを出してたって話だけど」と重ねた。

 これに南野は「恥ずかしいし、会話しても続かなくなる雰囲気が嫌なので…」とした上で、「でも本当はしゃべりたいんですよ。みんなと仲良くなりたいんだけど、“ここにていいのかな”みたいなのも感じていたし…」とコミュニケーションを取ることに苦しんだ面があったようだ。

 徹子から「浮いた存在ではなかった?」と聞かれると、「ドラマとかそういったところではないんですけど」と言う南野。「歌番組とかだと、ベストテンとかってやっぱり、すっごい大御所の人とか、高校3年生デビューなので15~6歳の人とかと会話がしづらかったりして」と悩みを抱えていたという。

 その上で南野は「鏡の後ろで緊張してるから、歌詞忘れるから声かけないでっていうのはあったと思います」と笑顔を見せ、『ザ・ベストテン』のシチュエーションを徹子と思い返していた。

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