草なぎ剛

 草なぎ剛が2日放送のTBS系『ぴったんこカン・カンスペシャル』に出演。思い出の地を訪れ、ジャニ―喜多川さんとのエピソードや感謝を語った。

 【写真】ギターを弾く草なぎ剛

 およそ10年ぶりに同番組出演となった草なぎ。同局の安住紳一郎アナウンサーと、自身の思い出の地を訪れ、ジャニーズ事務所に入所した当時を振り返った。

 草なぎが訪れたのは六本木ヒルズの大屋根プラザ。「初めて東京に出てきた日にここに来ました。第一リハーサルというのがありまして」と当時、同地にあったテレビ朝日の第一リハーサル室への思い入れを口にした。

 そして、「ジャニー喜多川さんにお会いして、ジャニーさんに一リハに連れてこられて、だから今はこんな感じですけど、ここで踊ってた、レッスンして。原点です。エピソードゼロです」と感慨深そうに振り返った。

 安住アナは「当時は春日部の小学生だったわけですよね」と尋ね、「僕と同じくらいの年の子が何百人といて踊ってた」と草なぎ。第一リハーサル室は当時、若手ジャニーズがレッスンを積んだ場所だったという。

 少年隊に憧れていたという草なぎ。ジャニーズ事務所から連絡をもらい、初めて東京に来た際は「少年隊に会える」と思っていたそうだ。

 ところが周りにいるのは同年代の子供ばかり。「ずっと少年隊を探してた、一日」と初日を振り返った草なぎは、レッスン後、ジャニー喜多川さんに青山に連れて行ってもらい、アイスをご馳走になった。

 ただ、「僕は少年隊と会うために来ている」と目的はあくまで少年隊に会うこと。「買い物をして、車でこっちに戻ってくる時に、アイスを食べながらジャニーさんに向かって『おじさん、少年隊に会ったことあるの?』って聞いたんですよ」と驚きのエピソードを明かした。

 草なぎは「それを後にも先にも、ジャニーさんの中に残ってたらしくて、僕が大人になっても、『YOUは一番最初に会ったときに、おじさん、少年隊に会ったことあるの? って言ったよね』」とジャニー喜多川さんからイジられ続けたようだ。

 また、「当時、ベンツとか大きい車にチビたちを乗せて、ジャニーさんが各テレビ局に僕らを売り出しに行く」と振り返った草なぎは、「『この子たちは将来スターになるから』。各プロデューサーさんとかに。ここから発進していたのを思い出しますね」とジャニー喜多川さんとの思い出を語る。

 そして、「全然歌えない歌とかも『YOUたちなら歌えるから』って。英語の歌とか歌えるわけないじゃないですか」と頭をかき、舞台に急に出演させられるなども経験。「プロデューサーさんに言ってるんでしょうね。『この子たち完全に歌えるから』って。もうやるしかない、みたいな」とジャニー喜多川さんの強引な指導法について説明。

 その上で、「そういう叩き台というか、そういう所で育てられたのが、今の自分につながっている」とも語った草なぎ。ジャニー喜多川さんへの深い感謝を口にしていた。

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