つばきファクトリーが18日、19日19時からハロー!プロジェクト公式YouTubeチャンネル「ハロ!ステ」で「断捨ISM」のMVを配信することを発表した。

 つばきファクトリーが、9月30日にリリースされるNEWシングル「断捨ISM/イマナンジ?」(両A面)。前作より約8カ月振りとなる今作「断捨ISM」は、作詞・作曲の湘南乃風SHOCK EYEが『価値観が急速に変化していく現代において、不要なものを捨て、本当に必要なものを自分で選び取れ』という力強いメッセージを込めたアッパーチューン。

 「イマナンジ?」は、ノスタルジックなミディアムバラードの対照的な 2曲を収めた両A面シングル。17日21時には、ハロー!プロジェクトオフィシャルファンクラブ会員の中から抽選で100名を集めたオンラインイベントを開催し、新曲2曲のミュージックビデオを先行初公開した。

オンラインイベントの模様

 19日19時からは、ハロー!プロジェクト公式YouTubeチャンネル「ハロ!ステ」で「断捨ISM」のMVを配信する。(※MVのサイズは1コーラス)

 また、21日からはつばきファクトリー公式Instagramで「イマナンジ?」MV公開へ向けたカウントダウン企画もスタート。

ハロー!プロジェクト公式YouTubeチャンネル「ハロ!ステ」

https://www.youtube.com/user/helloprojectstation

コメント

山岸理子(つばきファクトリー・リーダー)

「断捨ISM」は、歌詞にリンクした爽やかで可愛らしいMVとなっています。ダンスシーンでのかっこいい振り付けや表情の私たちに注目してください!!!!

岸本ゆめの(つばきファクトリー)

「断捨ISM 」は、物語の展開やダンスシーンがスピード感に溢れる一曲になっています。歌詞の潔さも曲にピッタリで観るだけでとっても明るく、身軽な気分になれます!

浅倉樹々(つばきファクトリー)

「断捨ISM」は、メンバーが小さなお人形さんになって登場する今までとは 一味違うMVになりました。曲のテンポに合わせて、どんどん物語が展開していく様子は観ていて心地いいと思います。ダンスシーンとお芝居シーンでの表情の違いにも注目してください!

ライナーノーツ

つばきファクトリー「断捨ISM /イマナンジ?」 ライナーノーツ【劔樹人】

 新型コロナウイルスによる自粛の影響下、ハロー!プロジェクトは、膨大な映像コンテンツの配信に加え、慎重な感染対策のもと、全てカバー曲のソロ歌唱という 通常と異なる形式での コンサートツアーをいち早く再開するなど、この時期ゆえの特別なスタイルで活動を行ってきた。

 そんな中、9月30日、ついにつばきファクトリー待望のニューシングルがリリースされる。つばきファクトリーといえば、 2015 年の結成 から 5 年もの間、 卒業や脱退をしたメンバーが存在しないグループである 。誰もが足元から不安定にさせられざるを得なかったコロナ禍の中でも、ブレることなく自分たちなりの発信をし、己を磨いてきた。今回のニューシングルは、その一 つの成果であるとも言えるだろう。

 両A面の一曲、『断捨 ISM 』は、作詞・作曲を湘南乃風・ SHOCK EYE が手がけ た。 SHOCK EYE は、ハロー!プロジェクトでは過去に℃ ute の 10 周年メモリアル楽曲『我武者 LIFE 』を始め、ジャパニーズレゲエ Dee Jay ならではのポジティブでエネルギッシュな楽曲を提供してきており、つばきファクトリーとは『ハッピークラッカー』でコラボレーション している。『ハッピークラッカー』は現在、嫌が応にも盛り上がるライブの定番曲となっているが、今回の『断捨 ISM 』も、間違いなくそうなるであろうことが約束されたアッパーチューンである。 高揚感あるシンセのリフと、ザクザクしたギターが印象的なイントロから、流麗なストリングスの響きとともにメロディアスに転調してゆくサビの開放感が心地よく、ハロー!プロジェクトでも随一の透明感であるつばきファクトリ ーのユニゾンが映えてとても華やかだ。

 そんな編曲 を手がけたのは、 ute 『アイアンハート』『ファイナルスコール』をはじめ、他アーティスト楽曲でも SHOCK EYE とタッグを組む草野将史。ジャンルを自由に行き来するパワフルなアレンジが魅力的である。

「断捨ISM 」という造語を用いて ストレートに伝えられる のは 、物 や 情報 、人間関係も増え続け 、価値観も急速に変化してゆく現代において、不要なものは捨て、本当に必要なものを 自分で選び取れ、という力強い メッセージである。それは S HOCK EYEから若いつばきファクトリーに送られたエールであり、彼女たちの歌によってより多くの人たちへ届けられることが願われている。 山岸理子、秋山 眞緒 という二人のダンスメンバーを軸にしたコミカルな振り付けにも注目だ。

 対照的に『イマナンジ?』は、つばきファクトリーの最も得意とするノスタルジックなミディアム バラード。空間的な音像を多用した R&B トラックを手がけるのは 、アニメやゲームの音楽を中心に多くの楽曲を発表している作曲家・玉木千尋 だ。少な目の音数がつばきファクトリーのクールな一面を引き立てつつも、メンバーのコーラスワークで重厚に聴かせるサビが心を 揺さぶってくる。 また、 「イマナンジ?」というフレーズを、他の言葉と韻を踏みつつ 繰り返すことで印象的に仕上げた歌詞は、気鋭の作詞家・Soflan Daichi が担当。二人とも、ハロー!プロジェクトの楽曲には初参加である。冒頭にも触れたように、つばきファクトリーは結成以来、一度の増員以外にメンバーの出入りがないグループである。それにもかかわらず、いつも瑞々しいフレッシュさに驚かされるの だが 、 それは こういった新しいクリエイターの起用や、イベントやライブを独自路線の切り口で行っているところが大きいのかもしれない。

 とはいえ、一貫したお約束も忘れてはいない。『イマナンジ?』では、つばきファクトリーのお家芸でもあるセリフのパートを岸本ゆめのが、ブレイクからの今にも泣きそうなソロ歌唱を小片リサが、 張り詰めた空気感とともに「演じて」いる。

 リリースに向けたイベントも始まり、まだまだ閉塞感ある状況でも、彼女たちの時間は流れている 。つばきファクトリー9人の「今」を楽しみに注視してゆきたい。

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