UVERworldが夢舞台“京セラD”で凱旋公演4万人動員、TAKUYA∞感謝の25曲
UVERworldの凱旋公演で熱唱するTAKUYA∞
<ライブレポート>
人気ロックバンドのUVERworld(ウーバーワールド)が5日、大阪・京セラドームで自身初の単独公演を開催した。メンバー全員の出身地が関西である彼らはこの日は凱旋ライブとも言える。7月2日に発売したアルバム『Φ CHOIR』を引っ提げ、集まった約4万人のファンを前に全25曲を熱唱した。
この日はオープニング映像からスタート。悲鳴にも似た歓声をあげ総立ちになるファンに対して「バッコリいこうぜ!」というTAKUYA∞の号令とともに1曲目『GOLD』で一気に彼らの世界に引き込む。
その後も疾走感あふれるナンバーの連続で、徐々に観客のボルテージをあげ、また「4畳半の部屋で6人で集まって作った」という『CHANCE!』を京セラドームという巨大な空間でファンと共有できることにメンバーも素直に喜んだ。
恒例の真太郎のMCでは「サックスの誠果が戻ってきました!メンバー6人でドームのステージに立てて最高です!」と、10年目を迎えるUVERworldの新たなスタートを強調した。
今回は新たな試みとして新型ペンライトシステム“FreFlow(フリフラ)”を導入。客席のペンライトの色を統一したり、点滅パターンを変えるなどの演出で、彼らのパフォーマンスに花を添えた。
ライブ中盤、メンバーがセンターステージに現れると会場がさらなる大歓声に包まれ『THE OVER』をしっかりと聴かせたかと思えば、「俺たちをもっと近くで観たいだろ!」と、メンバーがステージから降り、客席後方に散らばった特設ステージから彰、誠果、真太郎、信人、克哉の5人が渾身の『Massive』を演奏、満員のファンのボルテージは一気にヒートアップした。
その後、日本を代表するプロドラムパフォーマンス集団『鼓和-core-』が登場。全員が『IMPACT』のMusic VideoでTAKUYA∞がかけていた仮面を装着してのパフォーマンスに会場からはどよめきが起こった。
さらに疾走感を増す彼らのステージ。『Born Slippy』では京セラドームを巨大なダンスフロアに変え、『NO.1』『CORE PRIDE』でUVERworldというバンドのの生き様を見せつけた。
終盤のMCでは、ライブのオフの日にドラムの真太郎と温泉へいった時に出会った76歳のおじいさんと出会った時の話を披露。
TAKUYA∞の「死ぬのは怖いか?」という問いに「まだまだ死にたくないなあ、素敵な世界だからねえ」と言われた事に感銘を受け、「自分も76歳になった時に、そう言っていたい。それが僕たちの決意」だと言い、新曲『7日目の決意』を披露。MCも相まって会場は感動に包まれた。
最後にTAKUYA∞は「俺たちと一緒に京セラドームの夢を叶えてくれてありがとう。俺たちの音楽を愛してくれてありがとう」とファンへ感謝を述べた。
歩みを止めず、飽くなき挑戦を続けるUVERworldの10年目は、我々に何を見せてくれるのか、さらに期待したくなるような“最高の”一夜であった。またこの日は、2015年まで続く大規模なツアー『Φ CHOIR TOUR 2014-2015』も発表となった。
■セットリスト
01.GOLD
02.KINJITO
03.Don’t Think.Feel
04.UNKNOWN ORCHESTRA
05.CHANCE!
06.7th Trigger
07.ace of ace
08.浮世CROSSING
09.energy
10.零HERE~SE~
11.IMPACT
12.REVERSI
13.LIMITLESS
14.23 ワード
15.Φ choir
16.THE OVER
17.Massive
18.Wizard CLUB
19.6 つの風
20.Born Slippy
21.NO.1
22.CORE PRIDE
23.ナノ・セカンド
24.7日目の決意
25.MONDO PIECE