出演者と監督

 俳優の羽田美智子、池内博之、長谷川京子、真木よう子、新垣結衣、中村蒼、内田理央、南沙良らが所属する、大手芸能プロダクション・レプロエンタテインメントが主催する、「映画をつくりたい人」を募集するプロジェクト『感動シネマアワード』のグランプリ6作品がこのほど、発表された。

 本プロジェクトは、heartwarming(心温まる)、be moved(心動かされる)、be inspired(鼓舞される)、be blown away(圧倒される)、soul-stirring(魂を揺さぶる)といった、様々なニュアンスを持った、観客の心を揺さぶる、“感動する”企画を全国から募集し、同社出資のもと製作する、映画コンペティション企画。

 製作が決定したグランプリ作品は、「新進気鋭の俳優を主演にした映画の企画・プロデュース」部門からの6作品。同社に所属する、映画業界の将来を担う、6人の俳優から1人を主演に選び、企画概要と脚本を応募する部門だ。

 昨年放送されたドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)への出演で話題となり、現在公開中の初主演映画『his』だけでなく、渡辺謙との共演で話題となった舞台「ピサロ」など、近年の活躍が目覚ましい、「MEN'S NON-NO」専属モデルで俳優の宮沢氷魚(25)や、連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)への出演で話題となった、女優・福地桃子(22)ら、同社に所属する注目俳優6名が名を連ねる。

 現在出版社で漫画編集者として働く葛里華(かつ・りか)監督が書き上げた『はざまに生きる、春(仮)』で主演を務める宮沢は、「初めて脚本を読んだ時から引き込まれ、作品を手がけた葛里華さんともお話をして、彼女の熱量に感激しました」とコメント。

 葛監督も、「宮沢さんは、拝見する度に、眼差しや佇まいから、彼にしか出せない唯一無二の存在感と、目が離せないミステリアスな魅力を感じていました。さらに彼が紡ぐ言葉たちからは、彼の心の美しさがビシバシと感じられ、“素直さ”が重要となる屋内透役(=主役)を、絶対演じていただきたい! と思っていたので本当に光栄です」とコメントを寄せる。

 2018年公開の初長編映画『真っ赤な星』で劇場デビューを果たした井樫彩(いがし・あや)監督が書き上げた『あの娘は知らない(仮)』で主演を務める福地は、「未知な部分への楽しみと不安と向き合いながら、良い作品になるように全力を尽したいと思っています」。

 また井樫監督も「福地さんと一緒に作品をつくれること、とても楽しみでなりません だれかの、だれかひとりの心に届く作品をつくれれば良いなと、思っています」と、主演、監督共に製作への意気込みを語った。

 その他、ふくだももこ監督による、うらじぬの(30)主演の『炎上する君』、飯塚花笑(いいづか・かしょう)監督による、堀家一希(22)主演の『世界は僕らに気づかない(仮)』、木村聡志(きむら・さとし)監督による、植田雅(19)主演の『階段の先には踊り場がある(仮)』、都楳勝(つうめ・まさる)監督による、山﨑果倫(20)主演の『夢の中』それぞれが同社出資のもと製作される。

直筆メッセージ

企画プロデューサー菊地陽介・コメント

 まず始めに。予想を超えるたくさんのご応募をいただきました。本当にありがとうございます。

 1つ1つの脚本を読んでいて、世界にはこんなにも豊かな“物語”が溢れていて、今もなお生まれ続けていることを改めて実感しました。

 人は“物語”を求め、“物語”を追体験していく中で“感動”が湧き上がってきます。

 選考過程の中で、そんな瞬間に数多く出会えたことを何より嬉しく思います。

 最終的に6つの作品を選ぶことになりましたが、その過程で何度も悩みました。

 それでも今は、この6つの企画と脚本が素晴らしい映画になると信じています。

 今はまだテキストの“物語”が、どんな風に映像化されていくのかが今から楽しみです。

 また、新型コロナウイルスが猛威を振るい、私たちの生活は脅かされています。

 とりわけエンタテインメントは自粛を強く求められ、補償はないままに不安だけが増大していきます。

 映画業界も例に漏れず、多くの撮影がストップし、これから先の撮影も模索が続いている状態です。

 映画ファンは映画を映画館で観る機会を失い、ミニシアターは経営を続けることが難しい状況にあり、映画製作者たちは映画を撮ることはもちろん、経済的にも厳しい現状です。

 私たちは芸能プロダクションという立場から、人の才能をプロデュースする仕事をしています。

 世界には本当にたくさんの若き才能が溢れていて、そんな才能に触れるたびにワクワクします。

 コロナ禍は彼ら彼女らが活躍する未来すらも奪っていきかねません。それだけは死守したい。

 映画業界の未来を切り拓いていくだろう彼ら彼女ら(監督やキャストに限らず映画に関わるすべての人)が挑戦できる場所をプロデュースし、その才能に賭けることが、私たちの仕事だと痛感しています。

 これから生まれてくる素晴らしい作品たちが観客の皆様に届き、一人一人の心を揺さぶるような“感動”が広がっていく...そんな幸福な未来を想像しながら感動シネマアワードは前に進みたいと思います。

『感動シネマアワード』公式Twitter

アカウント名:@kandou_cinema
ハッシュタグ:#感動シネマアワード #宮沢氷魚 #福地桃子 #堀家一希 #うらじぬの #山﨑果倫 #植田雅

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