プリシラ・アーンがジブリ最新作の主題歌起用

ジブリ最新作「思い出のマーニー」主題歌に起用されたプリシラ・アーン

 7月19日公開のスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)の主題歌に抜擢されたシンガーソングライターのプリシラ・アーンが、主題歌と映画の世界観を表現した楽曲を集めた歌集アルバムを制作中、その思いを込めたビデオメッセージを公開した。

 この日本のファンに向けたビデオメッセージの最後には、美しい主題歌『Fine On The Outside』の一節を聴くこともできる。(https://www.youtube.com/watch?v=JJjxeO6Szq4)

 プリシラ・アーンは米国・ロサンゼルスに拠点を置くシンガーソングライター。2008年にブルーノート・レコードからメジャーデビュー。大のスタジオ・ジブリ映画好きであり、自身の作品の中で「カントリー・ロード(耳をすませば)」「やさしさに包まれたなら(魔女の宅急便)」などの主題歌をカバー。2013年12月にジブリ美術館に招かれてクリスマス・コンサートを行い、それが縁で今回の主題歌に抜擢された。

 主題歌『Fine On The Outside』はプリシラの美しく透明感のあるボーカルが心を打つ楽曲。映画の原作を読んだプリシラが、主人公の一人である杏奈に深く共感し「孤独を感じながらも、自分の中に愛というものを見出そうとした」頃に書いたこの楽曲が何度も頭に浮かび、提案するに至ったという。

 この曲を聴いた西村義明プロデューサーは「この人が主題歌を歌ってくれたら、麻呂さん(米林監督)の作る『思い出のマーニー』は素敵なものになるに違いない、そう確信しました」と語り、一方の米林監督も、聴いた瞬間に「この人だ!」と感じ、「孤独な主人公・杏奈の心にそっと寄り添ってくれるのではないか」と思ったようだ。

 ビデオメッセージの中では、素直に主題歌を歌うことになった喜びを語るとともに、日本へキャンペーンツアーで訪れることを楽しみにしている様子も映っている。

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