ハロー!プロジェクトに所属するメンバー総出演の新春恒例のコンサートツアー『Hello! Project 2020 Winter HELLO! PROJECT IS [     ] ~side A~,~side B~』が2日、東京・中野サンプラザで幕を開けた。コンサートなどでのジャンプが禁止されて最初の公演となったが影響は見られず、大盛り上がりのうちに終演した。またこの日は、アンジュルムが約4年ぶりに新メンバーオーディションを開催することを発表。竹内朱莉は「きっかけは何でも良いので、入りたいという方に応募してもらいたい」と呼びかけた。

 全15日、全国7会場、25公演の日程で約4万8000人を動員する本ツアー。総勢6組58人のハロプロメンバーとハロプロ研修生が出演し、各グループのオリジナル曲やシャッフルメンバーによるハロプロソングがパフォーマンスされる。

 この日は、つばきファクトリーの浅倉樹々がインフルエンザで欠席。57人で初日を迎えた。新年最初のコンサートの幕開けを飾ったのは、モーニング娘。’20による「One・Two・Three」。その後、つばきファクトリー、BEYOOOOODS、ハロプロ研修生、こぶしファクトリー、アンジュルム、Juice=Juiceがノンストップで届けた。

 MCを挟んでからは、ハロプロ研究生がフレッシュにパフォーマンスして、シャッフルユニットコーナー前半。まずは横山、川村、橋迫、山崎夢、西田が℃-uteの「都会っ子 純情」をクールに決めた。ライブ中盤には、つばきファクトリーが1月15日発売のシングルから「意識高い乙女のジレンマ」を披露した。

 シャッフルユニットコーナー後半の口火を切ったのは、歌唱力に定評がある譜久村、竹内、宮本、小田、高木、浜浦によるBerryz工房の「あなたなしでは生きてゆけない」。歌い始めからどっと歓声が轟いた。

 ライブ終盤には、アンジュルムが「私を創るのは私」で盛り上げる。その後はモーニング娘。’20が1月22日発売の新曲「LOVEペディア」「人間関係No way way」を披露。この2曲は、同じメロディでも歌詞と振付が異なる挑戦曲。それぞれ違う世界観を広げて魅了した。

 合間のMCではこの日、アシスタントを務めた飯窪春菜が、ツアータイトルにある括弧について「私にとってのハロプロは何かを入れて楽しんでもらいたい。それぞれがそれぞれの思いで楽しんでほしい」と説明。ちなみに括弧内に「人生」と入れたのはアンジュルムの竹内朱莉。10歳でハロプロに入り「12年ぐらいお世話になっている。人生の半分以上を過ごしているので」と語った。

 公演中はアンジュルムが4年ぶりに新メンバーオーディションを開催することを発表。竹内は「歌やダンスで表現したいなど、理由は何でもいいのでぜひアンジュルムに入りたいという人に応募してくれたら」と伝えた。

 またこの日、ハロー!プロジェクトがコンサート・イベント中のジャンプの禁止を発表してから最初のコンサートだった。司会を務めたまことは、MCのなかでも改めてそのことに触れ「ルールを守って楽しんでください」と伝えると、拍手が送られた。目立った影響も見られず、観客は膝を曲げたり、手を振るなどしてリズムを取ったり、それぞれのスタイルで楽しんでいるようだった。

 ジャンプ禁止を巡っては、この日の公演前におこなわれた囲み取材でも話題になった。竹内は「不安もありつつ、どうなるのかワクワク」と語れば、モーニング娘。’20・譜久村聖は「コンサートの楽しみはジャンプだけじゃない。それ以上に楽しんでもらえるようなパフォーマンスをしたい」と語っていた。

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