EXILE TETSUYAが12月23日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYA5 イベントスペースでビジネス書籍『三つ編みライフ ~夢を叶えた31の言葉~』発売記念イベントを行った。お渡し会イベントの前には囲み取材を行い「自分の本にしてもらえたら」と書籍への想いを語った。

 EXILEのパフォーマーとして第一線で活躍する傍ら、ダンスを学びながら高卒資格を取得できるEXPG高等学院の学長就任や、早稲田大学院に入学しダンス教育の研究に励むなど、「ダンス」と「教育」をテーマに様々な取り組みを行ってきた。ほかにも、自身がプロデュースを手掛けるコーヒーショップ 「AMAZING COFFEE」を立ち上げ事業化するなど、アーティストとしてのみならずマルチに活動の幅を着実に広げている。

 三つ編みライフとはTETSUYAが仕事と向き合う際に基盤となっている考え方の1つで、「ダンス」「研究」「コーヒー事業」という3つの取り組みを、まるで三つ編み"のように組み合わせることで、シナジーを生むというもの。本書ではその思考に至った経緯、TETSUYA自身のビジネスとの向き合い方などを紹介したビジネス書で、これから就職を考える若い世代や自身のキャリア構築を考える 20代、30代など、仕事に向き合う全ての方において行動を起こすヒントとなる内容になっている。

 発売記念イベントの前に、囲み取材を行った。マルチに活動することについてTETSUYAは「EXILEのメンバーはみんな多彩なので、色んなジャンルに特化した人たちが沢山いるので、僕らとしては珍しいとは思っていないんです。たまたま長けていたところが形になった」

 成功の秘訣について、EXILEに加入する前にはなかった言葉、活動する中で見つけた言葉や教えてもらった言葉、役に立つ言葉をこの10年間メモしていたという。「その言葉たちが夢を叶えさせてくれた。それが秘訣になったのかな」と語った。

 どんな人に読んでもらいたいかの質問に、「4月から新社会人になる人や、働く中で不安を抱えていたり、解決策を探している方々にぜひ見てもらいたいと思います」。書籍には読者自身で自分の考えを書き込めるページもあるとのことで「僕の本ではあるんですけど、自分の本にしてもらえたらいいな」と述べた。

 2019年を振り返ってTETSUYAは、今年の5月に両側膝蓋骨亜脱臼症候群のため、EXILE及び、EXILE THE SECONDにおける活動を休止し、リハビリを行っていた「リハビリをしながらもすごいたくさん働いていたので、充実した年になりました。ファンに伝えることはないか、と探していたところに今回の書籍の話もあったので、リハビリの時間も無駄にならなかった」と充実していたことを報告。

EXILE TETSUYA

 来年開催される東京五輪について、「“日本を元気に”テーマに2021年以降も頑張っていきたい」と話、「オリンピック、パラリンピックは楽しみで間近で見たい」。特に生でみたい競技について、パラリンピックが好きで知り合いにトライアスロンの選手がいるということで、「トライアスロンを観てみたい」と話した。

 22日に2020年をもって解散を発表したE-girlsについて、「ファンが涙していたところは胸が痛くなった。彼女たち自身が決めたことでそれぞれの道に向かって一生懸命に頑張っていく姿を見ていただいて、良い形になっていけば」。

 さらに続けて「彼女たちは僕らが小学生の頃から見てきた子たちなので、大人になって自分たちの考えを持って、しっかりと人生を考えたんだなと感じたので応援したいです。さらに個人としても活躍してくれれば、より多くのファンの方たちが喜んでくれると思うので、すごく楽しみです」とコメントした。

 最後にTETSUYAは「僕にとっては働くということを改めて感じた一冊になっています。僕の生き方や考え方を感じていただいて、皆さんの役に立てば」と締めくくった。【村上順一】

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)