新宿BLAZEは私たちの集大成になる
――「レトロ花子」にレトロと付けたのはなぜですか。
木乃伊みさと みんな、花子さんを信じていたのは小学生の頃だと思うんです。その懐かしい気持ちをレトロという言葉で表しました。例えば昔よく遊んでいたけど名前もよくわからない友達っていると思うんです。
滝口ひかり 近所にいるはずで、よく遊んでいたのに、名前がわからない人いるよね。
滝口きらら 名前どころか顔もよくわからない人もいます。
木乃伊みさと 本当に存在してたのかと思う時もあるんですけど。そういうこともあって、もしかしたらその子が花子ちゃんだったんじゃないかなといったことも考えながら書きました。
――面白い着想ですね。さて、今作には以前にも収録されていた「アンバランス」が収録されています。
木乃伊みさと ライブで歌っていてもずば抜けて違う感覚がある曲で、前のアルバム『KEMURI』にも収録していたのですが、特にリード曲というわけでもなかったので、改めて「アンバランス」をしっかり届けたいなと思いました。
――ライブでも定番曲ですけど、当時と変わったところは?
滝口ひかり 当時のライブではお客さんは黙って観ている感じでした。でも、自分たちで掛け声とか先導し始めてから、変わって行った曲でもあるんです。この曲はゑんらと共に成長していった感覚もあります。
――ゑんらにとって重要な一曲なんですね。さて、12月10日に『ゑんら道中』ツアーファイナルが新宿BLAZEでおこなわれますが、どんなライブにしたいですか。
木乃伊みさと 新宿BLAZEはバンドセットでのライブになります。すごく迫力のあるステージになると思うので、初めての方にも観てもらいたいです。
滝口ひかり オケでのライブももちろん良いんですけど、バンドだともっと映えると思うので。
――バンドメンバーも全員女性で、華やかですよね。このメンバーも知人の紹介から?
滝口きらら 私がソロ活動している時に知り合ったIRIS MONDEのスーパーさったんさんが集めてくれたメンバーなんです。全員が女の子で構成されているというのも、すごく魅力的で。1万枚チャレンジが成功したからこそのツアーなので、新宿BLAZEが終わるまでは、1万枚チャレンジは終わっていない感覚もあるんです。私たちの集大成になると思うので、たくさんの人たちに観に来ていただけたらと思います。
木乃伊みさと 観たらもっとゑんらを好きになるぞといった気持ちで臨みたいです。
――最後にこれからの展望は?
木乃伊みさと 来年から環境がガラッと変わる予定ので、またZeppへ向けて前進出来るんじゃないかなと思います。
滝口ひかり あと来年1月に今年おこなった『ゑんら絵巻』の第2弾をおこなうので、それも楽しみにしていてもらえたらと思います。
(おわり)