DOBERMAN INFINITYが27日、大阪城ホールでアリーナツアー『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2019 5IVE 〜必ず会おうこの約束の場所で〜』千秋楽を迎えた。合わせて、同日にシングル『We are the one/ずっと』をリリースしたこと、2020年に全国ツアーの開催が決定したことも明かされた。

DOBERMAN INFINITY

 初のベストアルバム『5IVE』(6月26日発売)を提げて、全5公演、約3万8000人を動員した今回のツアー。アルバム『5IVE』のタイトルは、「5人で歩んできた5年間」との意味で、今回のアリーナ公演の実現は、結成当初からメンバーがファンと公約してきた夢だ。大阪にルーツを持つ彼らにとって、大阪城ホールでの最終公演は特別な意味合いを持つ。

 5頭のドーベルマンが高くそびえる柵を飛び越えていくアニメーションが流れた後、ステージにメンバーが登場すると、会場は大歓声に包まれる。5人の絆を力強く表現したアルバム表題曲「5IVE」でスタートしたライブは、そのまま「Gatti」「スリルライフ」 などのアッパーチューンへとなだれ込み、これでもかというほどに最新型のDOBERMAN INFINITYを見せつけていく。 P-CHOが、「俺たちがついにこの夢の舞台、アリーナのステージにたどり着いたぜ! ありったけの力を全部使って暴れる準備はできているか?」と煽り、「Treasure」「99」「Looking’ for」と連投すると、早くも会場全体でタオルを回すほどの大盛り上がりに。「二人だけの地図」や「Never Change」などのエモーショナルな楽曲では、5年間の歩みを噛みしめるように、この日を迎えたことへの喜びを熱く伝えた。

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 スペシャルゲストとして、DOBERMAN INFINITYにとっての盟友・EXILE MAKIDAI(PKCZ(R))が登場すると、「CLUB D.I」のコーナーへ。「MON5TERS」「ICE BOX」「WILD STYLE」「GET UP AND DANCE」「NEO STREET」など、フロア映えするダンスチューンがノンストップでミックスされ、大阪城ホールはその日限りのクラブへと変貌する。そのままの勢いで、SWAYがソロ曲「MANZANA」「ON FIRE」でフロアを揺らすと、オリジナルメンバーのGS、P-CHO、KUBO-CとSWAYのD.I MC’sの4人はハードコアな「BOW WOW WOW」で貫禄を見せつける。一方、ボーカリストのKAZUKIは、圧倒的な歌唱力で「WOW」を歌い上げ、会場をムーディーに染め上げた。コーナーのラストでは、全員で「UNITY」を披露、盛大なコール&レスポンスを巻き起こした。

 KAZUKIの「大切なひとを思い浮かべながら聴いて下さい」というMCのあとは、バラードコーナーへ。愛する人への募る想いをしたためた発売前から大人気となっている新曲「ずっと」、DOBERMAN INFINITY流の一足早いクリスマスソング「あの日のキミと今の僕に」で、会場をハートフルな雰囲気に包むと、温かな拍手が巻き起こった。サンタクロースに扮したメンバーのプレゼントコーナーでは、ファンクラブの会員をステージに上げる一幕も。

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 今やDOBERMAN INFINITYのライブで定番となった「GA GA SUMMER」の合唱からは、ラストパートへ向けて一気に盛り上げていく。「JUMP AROUND∞」「D.Island」「SUPER BALL」「DO PARTY」と、DOBERMAN INFINITYが得意とするパーティーチューンの連投で、大阪城ホールは熱狂に包まれた。そして、今や代表曲の一つである「YOU & I」と、この日のライブを夢見た曲「いつか」で、本編は終了。

 熱烈なアンコールでステージに現れたメンバーは、ハイテンションな「SAY YEAH!!」で再びファンたちと盛り上がる。その後のMCで、P-CHOは「みんなと一緒にアリーナツアーという約束を果たせたから、もう一つ約束を。ずっと一緒に歩んでいく友達でいてくれますか?」と語りかけ、GSは「帰ってきましたよ、大阪。このステージに立つのは、EXILEの第一章のライブ以来です。ようやく、DOBERMAN INFINITYとして立つことができました。みなさんが、僕たちをこのステージに連れてきてくれました」と男泣き。KAZUKIは「あっという間の5公演でした。この景色を見たら、クセになってしまう。もう一度、アリーナツアーをやるという夢ができました」と決意を新たにし、KUBO-Cはいつものように冗談を交えつつ「5年かかったけれど、諦めないで続けて、ようやく夢が叶いました。もし今夢が無い人も見つからないとか焦る必要なんかなくて、きっとバッタリ出会う時が来ると思うのでその時に一気に夢に向かって頑張って下さい!」とファンたちにエールを送った。最後にSWAYが「一つ夢を叶えて、今日からまたスタートだと思います」とのメッセージを伝えた後は、2020年に開催されるLDHの祭典『LDH PERFECT YEAR』にて、全国ツアーを行うことを発表。そして、DOBERMAN INFINITYのアティテュードを歌い上げる「We are the one」と「We can be the light」の2曲を披露し、グループ初のアリーナ公演は幕を閉じた。

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