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今のカラクリは「変幻自在」
――今回は黒がテーマカラーということで、メンバー皆さんの“黒”を感じたところはありますか。
YUUTO KAZがメンバーから借りたものを返さないです(笑)。自分の持ち物が見当たらないなと思ってメンバーに探してもらうとKAZのバックから出てくることが多くて、しかもそれが1日に2~3回あって(笑)。本人はわざとじゃないらしいんですけど、いつも借りたことを忘れているんです。
KAZ 僕も毎回まさかとは思うんですけど、バッグを見ると入っているんです(笑)。借りたところまでは覚えているんですけど、他のことをやっているうちに忘れてしまっているみたいで...。
TAKUYA この前もホテルの鍵を持って帰っちゃって、ホテルから「鍵、持っていませんか?」と電話が来てました(笑)。
JUNPEI 僕もKAZなんですけど。写真を撮る時に隣のKAZがいきなり肩を組んできたので「おっ!」と思っていたら、僕を前にちょっと押してくるんです。僕を使って遠近法で顔を小さく見せようとしているみたいで(笑)。
一同 (笑)。
――集中砲火をくらっているKAZさんは?
KAZ 車移動でのことなんですけど、その時にYUUTOの黒い部分、計算高い一面が見えました(笑)。長時間の移動なので、人の間に挟まれる真ん中の席をみんな嫌がるんですが、僕が集合場所に着くとYUUTOはいつも窓側に座っていて。「集合時間に遅れないようにみんなより早く来ていてすごい、それならしょうがないな。」と勝手に思っていたんですが、実はスタッフさんにピックアップしてもらって集合場所に来ていたということがわかりまして(笑)。
YUUTO 家が近かったので拾ってもらっていました。やっぱり席の真ん中は嫌だったので(笑)。
TAKUYA 平等にジャンケンで席を決めようとしたこともあったんですけど、寝ていて起きないんです。たぶん寝たフリだと思うんですけど(笑)。
――(笑)。さて、RIOSKEさんはメンバーのどんなところに黒いものを感じましたか。
RIOSKE 僕が黒いなと思ったのはKAZちゃんです。僕らは、テーマを決めてそれぞれが書いた歌詞を持ちより、誰がどれを書いたかわからない状態で良かったものに投票をして歌詞を決めています。その中でKAZちゃんが自分の歌詞に投票していたのは黒いなと思いました(笑)。
JUNPEI あとKAZが書いた歌詞を事前に見分ける方法もあるんです(笑)。音源を5回流してそれぞれの歌詞を確認するんですけど、KAZは自分の歌詞の時になるとリズムに乗り出すんです。それをTAKUYAが気付いて(笑)。
TAKUYA それに気付いたのが1stシングルの「CANVAS」の時で(笑)。
――わかりやすいですね(笑)。通常盤Bに収録されている「Crazy Cruising」は全員での作詞ですが、今回もそういう感じがありました?
RIOSKE この曲は全員で歌詞を書いているんですけど、今回みんなで集まる時間がなかったのでLINEでやりとりをしながら作りました。TAKUちゃんが作った歌詞をベースにみんなで手を加えながら作りました。
KAZ 結果、LINE通話で5時間かかりました。すごく大変でした。
――どのあたりが一番大変だったんですか。
TAKUYA 特にラップの部分です。初挑戦だったということもあり韻の踏み方や、英語を入れる場所など、気持ち良い響きを探すのがすごく大変でした。
JUNPEI あと出だしの<もうめんどくせぇな>という歌詞は、今までの僕らの曲でこういった荒っぽい感じの言葉は使ってこなかったので入れるかどうか悩みました。でもアルバムを1枚作り上げて、新しいカラクリを見せたいという思いと、黒というテーマもあったので、こういったワイルドな部分を見せるのもアリだなと思って入れることにしました。僕らの新しい一面を歌詞でも見せられたんじゃないかなと思います。
――ラテンの曲調ということもあり、RIOSKEさんは血が騒いだんじゃないですか。
RIOSKE めちゃくちゃアガリました。歌詞にはスペイン語も入っていて。この曲を家族に聴いてもらったんですけど、「この曲が1番好き!」と言ってました(笑)。
――あと、全曲にKAZさんと連名でTAKAROTさんという方がクレジットされていますが、制作にどのように関わっている方なんですか。
KAZ TAKAROTさんはトラックメイカーの方で、僕がメロディを考えて、こういう感じにしたいとTAKAROTさんと相談しながら一緒に作っていきました。「Crazy Cruising 」は最初、アゲアゲのロックナンバーにしようとも考えたんですけど、「Black Papilio」があったので、違う形でアガるナンバーにしようとラテンのアレンジになりました。
――シングルなので3曲ですけど、すごく濃いラインナップですよね。
JUNPEI シングルから1stアルバムまでの中で、ユニゾンをメインとしたカラクリは十分に表現できたと思ったので、このタイミングで新たに違う角度から見た僕たちを表現したいと思いコーラスを駆使した楽曲をリリースしようと思いました。3曲すべて、今のカラクリを表現する満足出来る曲になりました。
――最後にMusicVoice恒例の四字熟語で今のカラクリを表すとしたら、なんでしょうか。
KAZ 「変幻自在」です。今までユニゾンメインでやってきた僕たちがコーラスに挑戦し、歌詞も含め今までとは違ってキレイに歌うだけではない表現もできました。そんな変化がありながらも良い作品になったのは、変幻自在なカラクリだからこそ出来たと思うので、僕らの変化を楽しんで貰えたら嬉しいです。
(おわり)
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