predia「想いを再認識出来た」進化し続ける大人アイドルの今
INTERVIEW

predia「想いを再認識出来た」進化し続ける大人アイドルの今


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年11月08日

読了時間:約13分

 6人組大人アイドルグループのpredia(プレディア)が11月6日、10枚目となるシングル「シャララ・ナイアガラ」をリリース。現在6人体制初となるツアー『predia 9th anniversary tour 2019 [SHINKA] 』をおこなっているprediaが、11月24日の神奈川・横浜関内ホールで開催されるツアーファイナルを目前にリリースした作品は、セクシーでキャッチーなメロディが印象的なノリの良いナンバーで、MVも前作「NAKED」から更にセクシーさに磨きをかけた映像に仕上がった。カップリングにはこれからの決意を感じさせる「My Story」を収録し10枚目に相応しい作品となった。インタビューでは個性にフォーカスしたレコーディングやMV撮影についてなど、6人に話を聞いた。【取材=村上順一】

“退化”ではなく“進化”

「シャララ・ナイアガラ」TYPE-A

――現在おこなわれているツアー『predia 9th anniversary tour 2019 [SHINKA] 』の手応えはいかがですか。

桜子 自分たちで決めさせていただいた[SHINKA] というタイトルで回らせていただいているんですけど、このタイトルは自分たちに自信がないとつけられなかったと思っているんですけど、正直1本目をやるまでは、少し不安な気持ちもありました。ライブをやってみて、そこでのお客さんの反応をみて、しっかり“進化”していることが実感できました。なので、ツアーファイナルは爆発しますよ(笑)。

村上瑠美奈 6人になってからの初めてのツアーだったので、色々悩んだんですけど、今までの中でいちばん、一回一回手応えを掴んでいけるようなライブになっているなと感じています。新体制になってファンの方に伝えたいこと、届けたいことって何だろうと考えた時に進化したところを見せたい思いました。ライブごとにしっかり進化していっている、ちゃんと [SHINKA] というタイトルを体現していっているような感じがしています。セミファイナルでは感情が溢れてくるような感覚が回を重ねるごとにあったので、「ファイナルではどうなってしまうんだろう」と今ワクワクしています。

村上瑠美奈

桜子 メンバーが減ってしまって、どうなってしまうのかというところもあったので、“退化”ではなく“進化”だぞ! というところを見せたいと思いました。

――ツアータイトルが[TAIKA]だったら困ります(笑)。

桜子 終活に向かっていることになっちゃいますよね(笑)。

―― [SHINKA] で本当に良かったです(笑)。さて、けいこさんは前回のインタビューで歌唱に関して反省されていましたが、ツアーはいかがでしたか。

沢口けいこ 意識改革をしています(笑)。6人になってマイクの音量が大きくなって、音を外したらバレてしまうんです。10年目にしてそれを痛感しているツアーでもあります。「My Story」はまいまい(水野まい)と2人で歌うパートがあるんですけど、そこが私の歌が弱いからもっと強く歌ったら良いんじゃないかとかあかねん(湊あかね)がリハで指摘してくれたり。なので、成長具合を期待してツアーファイナルを観に来てほしいです。

――ゆうさんはMCの方はいかがですか。

まえだゆう 自分でもどうなのかよくわからないんですけど、MCは楽しいですし、進化もしていたいです。ファンの方からはMCすごく伝わったよ、と言ってもらえたりすることが増えて来ました。お客さんには伝わってきているんだなというのは実感しています。

沢口けいこ ちゃん(まえだゆう)の拙(つたな)い言葉だからこそ、ストレートに伝えてくれていると感じています、曲前での感動的なMCの流れもあるんですど、そこもいい感じなんです。

水野まい これがまたエモいのがけっこうイケているんです。

沢口けいこ すごく不安そうに喋っているんですけど、それがまた良いんです。

まえだゆう ちゃんと伝えたい、届けたいという想いは、自分の中でも強くなっているのを感じています。今回のツアーは今まで以上にお客さんとの信頼関係が築けているなと思っていて、歌っていても目で会話が出来ている感じがすごくあるんです。ファンの方とすごく繋がっているなと感じさせてくれるツアーになっています。

――しっかり進化されていますね。あかねさんはツアーいかがですか。

湊あかね 私は個人的なところになってしまうんですけど、やっぱり歩けることの喜びを感じています。

湊あかね

――火傷されてしまったとのことですが、なぜ火傷してしまったのですか。

湊あかね 熱湯を膝(ひざ)にこぼしてしまいまして…。それで名古屋と大阪の公演が座った状態でのパフォーマンスになってしまったんですけど、逆に客観的にメンバーを見ることが出来たり、考えさせられることが色々ありました。

――座って歌うことはそんなにないですよね?

湊あかね 座って歌うのはアコースティックライブくらいです。普通のステージではほぼないので、動きたくてウズウズしてきてしまいました。動けないというストレスが凄くて。今は走れるようにもなったので、セミファイナルは全力で出来ました! ただ全力でやりすぎて次の日の疲労感も凄かったんですけど(笑)。

――溜まったエネルギーが爆発してしまったんですね(笑)。まいさんはツアーはいかがですか。

水野まい 今作に収録されている「My Story」という曲をツアーでやっているんですけど、そこで私たちのこれからも頑張っていくよ、という想いを伝えているので、ファンの方たちにも私たちがしっかり前を向いているなというのは伝わっていると感じています。あと一体感のある過去の曲などでお客さんの反応を見ていると、しっかり曲を育てていけているなと感じています。

――セットリストも今までとは違う感じにしていたり?

水野まい 以前はライブ毎に入れ替えたりしていたんですけど、曲を浸透させるために敢えて同じところに曲を入れたりしています。新しくファンになってくれた方にもわかりやすい流れというのを心掛けています。

――先程お話に出た「My Story」はすごく壮大な一曲に仕上がりましたよね。

水野まい この曲は私たちの今までの活動の軌跡を映像などで見てもらって、書いていただいた歌詞なんです。なので、自分たちの気持ちが凝縮された曲です。ツアータイトルの[SHINKA] と同じく歌詞にも進化と入っていたり、リンクしているんです。

――この曲は涙なしでは聴けないですね。特にライブで聴いてしまったら…。

水野まい そうなんです。セミファイナルの時もメンバーもウルッときてました。

沢口けいこ <涙はいらない>と歌っているんですけど、それがまた余計に染みるんです。ファンの方もきっと同じ気持ちになってくれてきるんじゃないかなと思います。

――歌詞に<憧れの場所(ステージ)>とありますが、今の憧れのステージはどこですか。

桜子 デビュー当初からそれは変わっていなくて、トップを目指したいという思いからずっと東京ドームなんです。もちろん日本武道館もやりたいですけど、そこに収まる感じじゃないとみんなの意見が一致して。まだまだ憧れの場所を目指して頑張っていきたいです。

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