柏木由紀が公開採血、注射苦手も「痛くない!」 肝炎ウイルス検査呼びかけ
AKB48柏木由紀が2日、東京・TOKYO FMホールでおこなわれた『知って、肝炎プロジェクト×TOKYO FM 秋の特別番組公開録音イベント ~知って、肝炎プロジェクトプレゼンツ!「ある秋の日のこと」健康第一スペシャル~』に出席した。
柏木が所属するAKB48は、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を伝える、厚生労働省肝炎総合対策推進国民運動『知って、肝炎プロジェクト』のスペシャルサポーターを務めている。
AKB48を代表して出席した柏木はこの日、ステージ上で自身初の肝炎ウイルス検査を受けた。前日まで中野サンプラザでソロコンサートをおこなっていたこともあり「今日は血を抜かれるこの仕事幅」と自身でも驚き。注射は苦手というが「30歳近くになって健康のためには」と観衆が見守るなかで公開採血に臨んだ。
注射に顔をそむける場面もあったが、いざ採血が始まると不安な表情は一変、驚いきホッとした様子で「痛くない! 上手!」と看護師を絶賛。採血を終え「血を抜いている間は痛いかなと思ったけどあっという間。絶対に検査を受けたほうがいいです!」と呼びかけた。
この日は、東海大学医学部消化器内科・加川建弘教授による肝炎に関する基礎講座も開かれた。また、柏木は、群馬大学医学部附属病院・柿崎暁氏、東京医大茨城医療センター・池上正氏、武蔵野赤十字病院・板倉潤氏が肝炎啓発トークショーに参加した。
柏木の採血の様子を控室から見ていたという柿崎氏は「皆の前で検査を受けるのは勇気がいることで、スペシャルサポーターにふさわしい」と称えた。トークショーでは柏木が肝炎に関する質問を三氏にした。
そのなかで、飲酒によって肝炎が起こる可能性について、柿崎氏は「お酒の飲みすぎでなる人も中にはいる。慢性肝炎で多いのはB型とC型。日本の肝臓がんの6割、7割はB型とC型から進行することが多い。ただ、ウイルスがある人がお酒によって進行を早めることがある」との趣旨で回答していた。
また、C型肝炎は薬によって治ることが可能であり、B型はウイルスを完全に体外から追い出す薬は開発できていないものの、現在の薬などによってコントロールする進行が予防することができるとの回答もあった。
そしたゲストの回答に真剣な様子で耳を傾けていた柏木は「不安で検査に行かない人も多いと思いますが、飲み薬でコントロールできるとなると早期発見が大事。ぜひ検査を受けてほしい」と強く呼びかけていた。
- 1
- 2