=LOVE「もっと大きなステージで」新体制で見えた未来への気概
INTERVIEW

=LOVE「もっと大きなステージで」新体制で見えた未来への気概


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年11月01日

読了時間:約7分

 指原莉乃がプロデュースする=LOVE(イコールラブ)が10月30日、6th シングル「ズルいよ ズルいね」をリリース。体調不良により現在活動休止中の高松瞳(※高の字は正式にははしご高)に変わり、16歳の齊藤なぎさがセンターを務める。インタビューでは新体制の意気込みから、メンバー全員大号泣のMV撮影のエピソードなど、齊藤なぎさ、佐々木舞香、大谷映美里、諸橋沙夏、野口衣織の5人に話を聞いた。【取材=村上順一】

山本杏奈からのLINE

「ズルいよ ズルいね」通常盤ジャケ写

――初のセンターに抜擢されましたが、お話を聞いた時はどのような心境でしたか。

齊藤なぎさ 最初にセンターのお話を聞いた時は「どうしよう」といった気持ちでいっぱいだったんですけど、指原さんが「信じてるよ」と言って下さったのと、メンバーの山本杏奈ちゃんからすごく長文のLINEが来て、「私たちが支えてるからね」と言ってくれたり、家族も応援してくれました。これから色んなことがあると思うけど=LOVEが皆さんに応援して頂けるように頑張って行きたいという気持ちが強いです。

――山本さんからのLINEはそんなに長文だったんですか。

齊藤なぎさ 本当に長くてびっくりしました。

――そのLINEは宝物ですね。

齊藤なぎさ それが、LINEの履歴が全て消えてしまって…。すごく嬉しかったんですけど、今落ち込んでいます…。

野口衣織 また送ってもらえばいいんじゃない?

――山本さんの方には残ってるはずですからね。さて今作、「ズルいよ ズルいね」は今までの=LOVEとはまた違った曲に仕上がりました。佐々木さんはこの曲を聴いていかがでしたか。

佐々木舞香 この曲のメロディがすごく好きなんです。私たちの曲では今までなかった切なさがメロディからも伝わってきて、最初聴いた時はアイドルがこういう曲を歌うんだと思ったのですが、歌ってみたらみんなの声がマッチしていて、新しいファンの方が増えてくれるんじゃないかなと思える曲なんです。

大谷映美里 今回は全員で歌うパートがなく、一番多くても6人が一緒に歌うところがあるくらいで、全体的にソロパートが多い曲です。どのパートを歌うかは最初全員1曲通して歌って、そこから振り分けて頂きました。今まで学生時代の恋愛を歌った曲が多かったんですけど、今回はグッと年齢が上がった感じがしたので、大人っぽさを出すのと、感情を乗せるのがすごく難しかったです。

――大谷さんは<不幸になってほしいなんて思ってないよ。 だから... >というセリフがインパクトがありました。

大谷映美里 失恋した人はみんなこんな風に思うんじゃないかなと思います。それを声に出してしまうというところは私もビックリしました。このセリフは何パターンも録らせて頂いて、その中から一番良かったものを選んで頂きました。指原さんから「もう少しこうして欲しい」などアドバイスを頂いて、セリフを録り直すこともあったのですが、今回は一発でオッケーをいただけたので、嬉しかったです。

――その後に野口さんのセリフで「幸せには」と続きます。

野口衣織 そうなんです。それまで大人な感じで本人の前では本心を隠していたのが、サビ前で感情が爆発します。ここで幸せになってほしいと言う言葉だったらきれい事だなと思いました。これがきっと主人公の本心なんだろうなって。レコーディングは<幸せには>のところが流れてしまって、インパクトがなかったので、何回も録り直しました。幸せの“せ”を強く言って欲しいというアドバイスを頂いて、オッケーをいただけました。

――そのあとの力強い<ならないで>の歌がグッときます。そこも何回もチャレンジして?

佐々木舞香 大変でした。レコーディングしている時の顔がきっとすごかったと思います(笑)。口もこれでもかというくらい開けないとこの声が出なくて…。皆さんに見せられないくらいすごい顔だったんじゃないかなと思います(笑)。

――齊藤さんも2コーラス目の<抱きしめて>は<ならないで>と同じパートですが、いかがでした。

齊藤なぎさ めちゃくちゃ大変でした。一回みんなに歌ってもらって、大変さを知って欲しいです(笑)。

――ライブで歌うのも大変そうですね。

大谷映美里 顔を変えずに歌うのをすごい練習したので大丈夫です(笑)。

齊藤なぎさ 2人でこの<ならないで>と<抱きしめて>のパートを「頑張ろうね」と励ましあってました。

――同盟が出来たんですね。諸橋さんはレコーディングいかがでした?

諸橋沙夏 私、こういう曲が大好きなんです! 私は歌声が暗い方なので、口角を上げて明るく歌わなければいけない曲が多かったんですけど、「ズルいよ ズルいね」は自分がナチュラルに歌える曲でした。歌にニュアンスをつけるのがすごく好きなので、自分なりのニュアンスも入れさせていただきました。

――特にどの部分を聴いて欲しいですか。

諸橋沙夏 1番のサビの<もう会わない人>の人のところに注目してもらえたら嬉しいです。普通に歌ったものと2パターン録ったんですけど、ニュアンスをつけた方を採用して頂けて、本当に嬉しかったです。

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