足立梨花×白洲迅×板野友美「僕まだ」鼎談、リアルさが表れた撮影と音楽

足立と白洲にとって音楽とは？

　御手洗陽と石田蓮の今後の関係性も気になるところだが、足立と白洲にとって音楽とはどういう存在なのだろうか。

――ドラマはオープニング曲も重要な役割を担っていますが、白洲さんにとって音楽とは？

白洲「僕は小さい頃から歌うことが大好きなんです。常に家では音楽が流れていてそれを口づさんだり、熱唱したりしていて、それがストレス発散になっているというか。かといって自分が音楽をやりたいということとは話は別ですけど。月並みな表現になっちゃうけど、けっこうなくてはならない大きな存在です」

――現場に行く前に音楽を聴いたりする？

白洲「聴きます。車の中でとか」

――役によって聴く曲が変わってきたりする？

白洲「そういう役者さんもいらっしゃいますけど、僕は全然そこは繋がっていないというか。僕自身の精神的なリフレッシュに役立っているというか、そういう存在です」

――足立さんは過去にアイドルの役もやりましたね。

足立「やりましたね（笑）。音楽ってその人の気持ちを盛り上げてくれるものでもあるので、ドラマや映画を観ていてもその音楽でその気持ちなる場面があったりするので、音楽の力って大きいなと思っています。その音楽とピッタリ合うようなお芝居になっていればいいなと思うし。それで何かを感じ取ってくれる人がいればいいなと思いながらお芝居をしていたので。音楽とお芝居の相性は大事だなと思います」

――板野さんは今回、歌い方がナチュラルという感じがするのですが。歌いやすいキーということもあろうかと思いますが。

板野「そう言って頂いて凄く嬉しいです。レコーディングが続いていたから「もうちょっと…」と思う気持ちもあるんですけど。作詞も作曲もというのは初めてだったので、思い入れも強かったです。自分のなかではまだまだだなと思うところもあるんですけど。視聴者の方がこの曲を聴いたら２人のドラマが想像できるという楽曲になったらいいと思います」

――視聴者の方にメッセージ、見どころをお願いします。

白洲「恋愛ドラマは、人と人との、恋愛だからこそ心情の駆け引きだったりとか、そういうものがより機微になったり、そうした誰もが共感しながら観られるようなものだと思います。今回恋愛ドラマをやるにあたって、人と人との心情描写であったり、心の流れや揺れだったり、そういうものをより緻密に繊細に、正直ここまでやるかというくらいみんなで話し合ったり、それぞれが考えてきて作り上げてきた作品なので、そこを是非とも取りこぼすことなく観てくれたら。まず普通に観て頂いて、深いところまでもし感じてもらえたら嬉しいです」

足立「女性からみると『わかるわかる』というような、結婚について悩んだり仕事もやりたいという気持ちもあったり、でも恋愛もしたいしという、そういうお話が詰まっているので、みんなと一緒に悩みながら、でもこれを観てスッキリと明日から頑張ろうと思ってもらえるような作品になっているといいなと思います。あとはイケメンがたくさん出てくるのでお気に入りを選んで頂ければ（笑）。色んなパターンの男性がいらっしゃいます。そういうところも注目して感情移入して観て頂けたら嬉しいなと思います（笑）」

　この『僕はまだ君を愛さないことができる』のオープニングテーマ「君に贈るうた」は10月16日発売の板野友美のミニアルバム『LOCA』に収録されている。ちなみに、10月16日は足立梨花の誕生日だった。

（おわり）