芝居が音楽活動にも生かされている――、小笠原海が語る『東京喰種』の本質
INTERVIEW

芝居が音楽活動にも生かされている――、小笠原海が語る『東京喰種』の本質


記者:木村武雄

撮影:小笠原海

掲載:19年07月16日

読了時間:約10分

音楽と演技の共通点

小笠原海

小笠原海

――これまでも多くの作品に出演されていますが、演技と音楽の共通点はありますか?

 曲を歌って踊って見せているにしても、曲のなかには主人公がいると思うんです。例えばラブソングであれば、そういう状況にいる主人公がいて。曲のなかにも登場人物がいる点や、自分とは違う何かになるという点では近いものがあると思います。ライブ中でも気持ちが乗る力強い曲もありますし、自分じゃない自分の感覚は意識してやっているわけではないですけど、そういう感じはあります。

――芝居をやったからこそ音楽に生かされている点は?

 芝居を経験する前とした後で比べてみると、曲(の世界観)への入り方が違いますね。より深く楽曲とも向き合えるようになりました。

――ということは、今までの曲にも捉え方が変わったものもある?

 解釈が変わったというよりも、より深い解釈ができるようになったと思います。

――超特急を見ている方も変化は感じているかもしれないですね。

 昔見ていたものと今見ているものとでは感じ方は違うかもしれないですね。でも分からないです。自分はそういう気持ちでやっているけど、それが届いているかどうかはその人次第。だけど、そうやって届いていたら嬉しいなと思います。

――超特急としては6月に新曲「Hey Hey Hey」が出ました。今までと比べると曲調に変化が見られますね。

 そうですね。今までと比べると違いますね、より大人な感じです。曲自体はめちゃくちゃかっこいいけど、振付は可愛かったり、面白かったりするので、そういうところでの超特急らしさのバランスは取れていると思います。

――この曲は超特急にとってどんな曲になりましたか?

 今までだったらできなかった曲だなと思っています。メンバーの年齢も22歳から24歳になったので、すごく大人っぽいというか、8年目だからこそできる挑戦的な楽曲になったのかなと思います。いろいろな寄り道をしてきたからこそ王道ができるというか、そういう部分があると思います。

――これまでは振り返ると、エレクトロミュージックやポップスもあって、そして今回はファンキーな楽曲。ライブでも楽しみですね。

 そうですね。ふり幅もあるので僕らもすごく楽しみです。ライブにもぜひ足を運んでいただきたいと思います。

小笠原海

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(おわり)

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