傳谷英里香、ファンの言葉が原動力に ソロ活動への覚悟とは
INTERVIEW

傳谷英里香、ファンの言葉が原動力に ソロ活動への覚悟とは


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年07月05日

読了時間:約11分

傳谷英里香ありのままでいい

傳谷英里香

――またそこからイマジネーションを働かせるわけですね。さて、こうやってお話ししてみて、感じたことがあるのですが、アイドルとして活動していた時と、今女優として活動している傳谷さんの印象がかなり変わったなと感じたのですが、ご自身の中でも何か変わりましたか。

 あるとしたら、グループで活動していた時は引き算で物事を考えていました。私はこうした方が全体が引き立つだろうなとか、バランスを考えていました。ソロになったタイミングで自分は自分で良いんだなと思いました。変わったと思って頂けたのなら、ありのままで良いんだというのが、大きいかも知れないです。

――全体のバランスを考えて、というのはベイビーレイズJAPANのリーダーだったというのも大きかった?

 もしかしたらそれもあるかも知れないです。でも、無意識にそうしていました。リーダーというのは目に見えないものを纏める事だと思っていました。メンバーとの距離感や空気感、居心地の良さなどです。でも、傳谷英里香をプロデュースとなった時にありのままでいいなと思いました。昔から飾らない、素直に思ったことを言ったり、感謝したりというのは自分の持ち味ではあったと思うので、そこは変わらずにあるので、昔からのファンの方は安心してくれているんじゃないかなと思います。外見の影響はもしかしたら傳谷英里香のままでいても良いというのが、影響として出ているかも知れないです。

――以前とは顔つき、雰囲気が変わったと思いますよ。

 ファンの方から「雰囲気変わったね」とメッセージを頂いたことはあったのですが、こうやってインタビューで目の前で仰って頂けたのは初めてです。

――舞台やバラエティ番組など経験値もそうさせているのかなと思いました。

 それもあるかも知れません。もしかしたら覚悟という部分が大きくて、グループの幕を閉じて一人でやって行くとなった時に、結果をしっかり残すためにやらなければいけない、という覚悟が根底にありました。その中で様々な人がいて、深く話せば話すほどその人の人生が見えてくる、その人生の中で私にアドバイスをして頂けていると思うと、人というものがどんどん好きになっていくんです。

――人との繋がりも大きく影響されているんですね。今回のドラマも人との繋がりもありますよね? 以前、ヒューマンドラマをやってみたいという話をされていましたが、このドラマもそういった側面もあるのかなと。

 基本、お仕事ドラマなんですけど、仲間だったりそれぞれが影響しあって成長していく要素もあるので、私が好きなヒューマンドラマのような側面もあるかも知れません。

――少しずつ傳谷さんのやりたいこと、夢を叶えていけている感覚があります。その中で、SNSで大きな目標について「まだ全然近付いてないんだ」といった発言がありましたが、なぜあのコメントを?

 昨年、発信したツイートに対してのものでした。目標へのチャンスとしてはそこに転がってはいるというのは感じていて、そこから1年が経って皆さんからドラマや舞台などやっているので、「夢が叶ったね」とリプライをたくさん頂きました。でも、私の掲げる大きな目標はまだ叶っていないんです。進んでいないわけではないんですけど、まだ近づいているとも感じてはいなくて…。なので一歩ずつ丁寧にやっていこうと思っている最中なんです。「まだ掴めてないよ」という事を伝える為のツイートでした。

――そうだったんですね。その夢、目標は教えては頂けないんですね?

 それは、まだ人様に言える段階ではないと思っていて…。もっと勉強して学んで、その夢が近づいても近づいていなくても、自分を認める事が出来たら言いたいと思っています。だいぶ年数は掛かると思うんですけど。

――でも、その目標を達成するまでは、この世界で頑張って頂けるということですよね?

 もちろんです。仕事大好き人間なので、辞めるという選択肢はないです。喜んでくれる人の数が増えるように一つひとつ頑張っていきたいです。

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