牧野真莉愛

 モーニング娘’19の牧野真莉愛が19日、横浜スタジアムでの、日本生命セ・パ交流戦「横浜DeNAベイスターズ vs 北海道日本ハムファイターズ」試合前、セレモニアルピッチに登板。交流戦公式キャラクターの「セカパカくん」ならぬ「まりパカ」に扮し、力投した。

 夕暮れ時、浜風が優しく入り込むなか、マウンドに登場した牧野。ふわふわの「まりパカ」姿で、マウンドに上がると心を落ち着かせるように目をつぶった。バッターはベイスターズの柴田竜拓選手、球を受けるのは同・嶺井博希捕手。セットフォームから左足をわずかに上げ、右足に大きく体重を移すと、思いっきり腕を振り下ろした。白球は大きく一塁側に反れ、ノーバン投球にはならなかったが、牧野の表情は晴れやかだった。

 過去に3回の始球式に挑戦している牧野。東京ドームで実施した人生初の始球式では大暴投で涙。リベンジを誓ったZOZOマリンスタジムではセ・パ交流戦の開幕戦という晴れ舞台でノーバン投球。しかし、昨年5月に登板した札幌ドームでの始球式ではワンバン投球だった。

 球の離れ際のリリースポイントで力みすぎたと自省した牧野だが「雨に降られず、投げられたのは嬉しい」と笑顔。イメージトレーニングして臨んだものの、初の球場ともあり距離感や感覚が掴めなかったという。当初は、マウンドの手前で投げる予定だったが、ブルペンでの練習で「18.44メートルいけると思いました」と手ごたえを感じ、自ら直訴したようだ。

牧野真莉愛の投球<6>

牧野真莉愛の投球<6>

 始球式が決まってからは公園でマネージャーと練習。「まりパカ」姿では足が上がらないため、球威をあげる対策として体重移動を意識。その力投ぶりは「まりパカ」のヘアの一部が落下するほどだった。しかし、「ボールが左にそれたのも反省点。髪のセットがちゃんとなっていなかったのも反省点だった」と振り返った。ただ、自己採点は「77点」と合格点をあげた。。

 また、普段からボールの握りも研究しているといい「ナックルや、ダルビッシュ投手の握りのフォームの本を買ってみています」とも。この日はストレートの握りで投じたが、次回に向けては、元プロ野球選手の多田野数人氏がみせちえの一つだったスローボールにも挑戦したと意欲を示していた。

 なお、今年の日本生命セ・パ交流戦は、SNS(Twitter/TikTok)でキャンペーンを実施。牧野は「まりパカ」姿でセカパカダンスに挑戦。現時点でTwitterでのダンス動画再生回数は540万回を突破し、TikTokでの(#セカパカダンス)投稿への「いいね!」は23万を超えるなど好評を集めている。

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牧野真莉愛の投球<6>

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