First place「幅広い年齢層に支持してもらうグループに」多彩な楽曲に挑戦
INTERVIEW

First place「幅広い年齢層に支持してもらうグループに」多彩な楽曲に挑戦


記者:榑林史章

撮影:

掲載:19年06月10日

読了時間:約13分

どこか懐かしくなる魔法

『L.D.Love』初回盤Aジャケ写

――TAIHEIさんの推し曲は?

TAIHEI 「ending dream」か「青」か、どっちもお気に入りで甲乙つけがたいのですが…。僕らの曲はポジティブな歌詞が多いんですけど、その中でも新たな表現にチャレンジしたのが「ending dream」です。新たな一面を示すことができたんじゃないかなと思っています。ソリッドで硬いビートのR&BっぽいトラックもFirst placeでは新しいですね。

――少し大人なFirst placeと言うか。

TAIHEI そうですね。自分的には、空間を感じさせてくれるというようなイメージがありました。

RYOMA 新しい世界感だよね。

――KAITOさんは、「L.D.Love」と「Be the Fighter」で作詞を担当されていますね。

KAITO 1stシングル「さだめ」の初回限定盤に収録されている「TREASURE TRAVEL」という曲でも作詞をやらせていただいたんですけど、僕はもともと作詞作曲をやっていたので、歌うだけじゃなくて制作する側でも関わりたいという気持ちが強くて。そういう気持ちを汲んでくださって、今回は2曲作詞をやらせていただくことになりました。

 メロディとトラックが出来上がってから歌詞を書いたのですが、どちらもアップテンポな曲だったので、音ノリを大事にして歌詞を書きました。特に「L.D.Love」は、今までの僕らを知っているファンなら「こんな曲も歌うんだ!」と、思っていただける意外性がある曲ですね。

――かけ声が入っていたり。

KAITO そうですね。パーティー感がありますよね。特にサビは、メロディに言葉をはめるのが大変でした。

――歌詞は、遠距離恋愛をポジティブに捉えていますね。

KAITO はい。また会えた時に、寂しかった気持ちや辛かった気持ちを笑い飛ばそうよって。「瞬間≒FOREVER」も遠距離恋愛をテーマにしていますけど、それとはまた違った角度から捉えています。

――遠距離を寂しく感じることもあれば、こういう風に前向きに捉えることもできるわけですね。

KAITO いろいろな捉え方が出来ますよね。それこそが、恋色多彩なのかなって。

――「Be the Fighter」は応援歌のような元気の出る曲ですね。

KAITO 今回のミニアルバムの中では唯一、恋愛ソングとは違った受け止め方ができる曲です。仕事のことや学校のこと、趣味のこと、いろんな場面を想像して聴いてほしいです。テンポがアップめで明るくて、「さだめ」で例えると「TREASURE TRAVEL」に近いテイストです。耳に残りやすいパワーワードを意識して歌詞を書いていて、例えば四字熟語で<本末転倒>とか<取捨選択>とか、けっこうフックになっていると思います。

――スマホで書いたと聞いたのですが、本当ですか?

KAITO スマホのメモアプリで書きました。電車や移動中などは気が散ってしまうので、部屋に閉じこもって曲をひたすら聴きながら書きました。

――ラストには「青」というバラードを収録しています。

TAIHEI 作曲編曲はh-wonderさんで、EXILEさん等の曲を数多く手がけていらっしゃいます。僕自身も好きな作曲家さんなので、どんな曲になるかとても楽しみにしていました。

 メロディとトラックがシンプルで、シンプルな曲はシンプルに歌うのが一番だと思っていたのですが…最近は、シンプルだからこそいろんな振り幅に振ることができて、無限の表現方法があるんだということに気づきました。「青」というタイトルは青空や、淡い思い出を連想させます。曲調もそういうものになっていますし、4人のイメージにも合っているんじゃないかなって思います。

――大人が聴いても、青春時代を思い出したりできますね。

KENTO TAIHEIが、あまりにも「青」を推していたので、一時はミニアルバムのタイトルが『青』でもいいんじゃないかという空気になっていたほど、全員がお気に入りの曲です。きっとファンのみなさんにも気に入ってもらえると思います。

KAITO 歌詞は、今の自分と青春時代の自分を重ね合わせていて。

――今もまだ青春時代じゃないですか。学生時代もちょっと前のことだろうし。

RYOMA でも歌っていると、どこか懐かしい感覚になりますよ。それがこの曲の魔法なのかなって思います。

KAITO 僕も高校を卒業してまだ2年しか経っていないけど、懐かしいなって思いますね。制服を着た時の感覚とか教室の匂いとか、今は感じられない独特なものがあったなって。

RYOMA あと、シンプルだから合唱曲として、学校で歌ってもらっても合うんじゃないかって思います。

TAIHEI 合唱コンクールで歌ってもらえたらうれしい。

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