中村倫也と木下晴香が22日、都内でおこなわれた、ディズニーアニメの実写版『アラジン』(6月7日公開)「ホール・ニュー・ワールド」お披露目イベントに登場。同映画の名曲「ホール・ニュー・ワールド」を歌い上げた。

 同名作品の実写映画化。胸躍る冒険と真実の愛を描く。プレミアム吹替版で主人公アラジンを中村倫也、ジャスミンを木下晴香が演じる。

 アラジンを彷彿とさせる舞台セット。月夜の下、ARIAが奏でるバイオリンと、木原健太郎のピアノの調べ。2人はその音色に誘わるように、「ホール・ニュー・ワールド」を歌唱しながら登場。中村が木下の手を取って魔法のじゅうだんに乗る。雲に見立てたスモークを眼下に、上昇してく。

 甘いアラジンの歌声と、ジャスミンの伸びやかな歌声。起用の決め手になったという2人の歌声はこの日もシーンを象徴するような世界観を歌によって作り上げていた。

 歌唱を終えた2人。深みのある太い歌声を披露した中村は「喉が渇いて…緊張しました」、一方、伸びやかな澄んだ歌声を届けた木下は「ステージに出た瞬間に『どうしよう』と緊張しました。でも生演奏でじゅうたんに乗れる機会を楽しもうと思いました」と笑みをこぼした。

魔法のじゅうたんに乗り歌う中村倫也(右)と木下晴香

 劇中での歌唱を振り返り、中村は「映像が凄くて、本当に魔法のじゅうたんに乗っているような感覚。映像の良さや戯曲に乗りつつ、キラキラしている2人を意識して、自然とワクワクして歌っていた」。木下も「ジャスミンが憧れだった外の世界を目で見るシーンなので、喜びと驚きと気持ちをどう乗せて表現しようか挑みました」と歌唱に込めた思いを明かした。

 2人とも映画の吹き替えは初めて。中村は「ぶったまげですね。まさか人生で『アラジン』の、ディズニーさんと仕事すると思っていなかった。楽しむものだと思っていたので、『アラジン』は好きなのでこれは頑張らないと思った」。一方の木下は、メロディにんせ<信じられないわ~♪ という感じですよね。涙を流しながら喜んだ。責任を感じつつ、意気込みやパワーに変えて挑戦しました」とした。

 周囲の反応もすこぶる良いようで、中村は店舗のレジで会計している際に店員に「歌わなきゃだもんね」と声をかけられたと言い、「色んな所に浸透して」と反応に驚きの様子。木下も「たくさんの方から連絡頂いて。SNSで話題になって、この作品の大きさを感じました」と気を引き締めた。

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