音楽を続けていくという決意表明のギター
――MVも撮影されていますが、すごく自然体なKiyさんが見れますよね。
この撮影、すごく大変だったんです。午前2時に出て、帰ってきたのが翌日の午前1時で…。なので海の日の出のシーンと最後のスタジオでの演奏シーンはむくんで顔パンパンです(笑)。友達と喋っているシーンは大丈夫なんですけど。湘南から東京、そしてスタジオもハシゴしてと、移動も多かったので大変でした。
――犬と一緒に撮影されているシーンもありましたよね。
コーラルと言う名前なんですけど、私の飼っている愛犬なんです。今5歳で撮影自体はけっこう経験しているんですけど、撮影であんなに照明も当てられたこともないから、すごく興奮していました。ずっとキョロキョロして全然疲れた感じもなくて。
――刺激的だったんですね(笑)。MVを観ていて気になったのが愛用のギター、GIBSONのハミングバードなんですけど、このギターを選んだのにはどのような経緯があったんですか。
私ってすごく器用貧乏なんですよ。いつも何かを始めるとなんとなく形になってすぐにやめてしまうんです。それでギターを始める時に「絶対やめない」ということで、とりあえず高価なギターを買おうと思ったんです。それで楽器屋に行って最初に目に入ったギターがハミングバードで、弾いてみたら店員さんが「倍音が出る声だから合いますよ」と勧めてくれて。高かったけど、だから今も続いているのかなと思います(笑)。
――もったいないですもんね(笑)。
そうなんです。でも最初は母にお金を借りて、ちゃんとアルバイトをして返しました。なので初めて自分で稼いだお金で買ったギターなんです。音楽を続けていくという決意表明のギターです!
――それは思い入れも強いですよね。ドレッドノートというサイズで女性にはちょっと大きいなと思いましたけど。
そうなんです。大きいから重いし、自分の体のサイズだと実は弾きにくいんです。でも、華奢な女の子がドレッドノートを弾いているのがインパクトがあるかなと思いました。小さめのギターも弾くんですけど、結果的に音も見た目もハミングバードが良くて。
――確かにインパクトあります。ちなみにギターに名前ってあるんですか。
名前はないんですけど、面白そうなのでこれから考えて、どこかで発表しようかな(笑)。
――名前をつけると愛着が湧くらしいですよ。さて、Kiyさんはどんなシンガーを目指していますか。
未来像はイケてるママになって、歌い続けていけたらなと思っています。シンガー、ミュージシャンと言うよりも、ライフスタイルも含めて好きになってもらえる“アイコン”になりたいんです。
――ありがとうございます。最後にメッセージをお願いします。
今年もたくさんのイベントに出演します! 皆さんと会える機会が増えると思うので、是非遊びに観てほしいです。
(おわり)