コアラモード.「バラエティに富んだことをやっていく」新たな魅力出す年に
INTERVIEW

コアラモード.「バラエティに富んだことをやっていく」新たな魅力出す年に


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年03月04日

読了時間:約12分

やったことないことにどんどんトライしていきたい

コアラモード.

――「地区センターに行こうよ」は2016年から「横浜ヨコハマ×コアラモード.笑って歌って地区センツアー」のテーマソングとして書き下ろした曲です。横浜18区の地区センターを昨年全て回られて。そういったことを水面下でやっていたとは知りませんでした。

小幡康裕 やっていたんですよ。横浜ヨコハマさんという芸人さんと一緒に。

あんにゅ このツアーで横浜ヨコハマさんとは親戚のお兄ちゃんくらい仲良くなっちゃって(笑)。全18区をまわったんですけど、同じ区で地域のお祭りとかがあったりすると、番外編としてまた行ってるので結果的に18回以上やっていました。それがようやくファイナルを迎えまして。「地区センターに行こうよ」は最初気軽に作ったけど、歌ってきて今ではちょっとウルッとくるくらい、いい曲かもしれないなと思って。横浜の人の公民館が地区センターなんですけど、幼い頃からずっとプレイルームで遊んでたし、小学生になったら雨の日は行き場がなくて地区センターにお世話になったその思いを歌にしました。これを今回収録しようということになったんです。この曲は「地区センターあるある」を詰め込んだ感じで。

小幡康裕 すぐできたよね。横浜に住み育った我々のリアルが詰まっているので。こんなに曲を育ててからレコーディングをやったのは初めてかもしれません。

あんにゅ 横浜を盛り上げていきたいということで始めた地区センターツアーだったので、こうやって音源がCD化するというのは嬉しいし、横浜の人にもそうじゃない人にも。特に浜っ子には歌ってほしいです。

――ラップパートの<やだ やだ 帰りたくないー!>のニュアンスが好きなんです。これはワンテイクでOK?

あんにゅ 1度伴奏も含めて1発で録ったんですけど、確かもう一回取り直しました。

――そうだったんですね。あと、サウンド的に、アコギの音が凄くいい音ですね。

小幡康裕 僕が今アコギ持ってないので、あんにゅのギターを借りて僕が弾いたんです。音はギター自体ももちろんですけど、エンジニアさんのおかげです。

――タンバリンは生で録ったのでしょうか? 前回のインタビューで小幡さんの部屋がタンバリンだらけになっていると仰っていたので、気になりました。

小幡康裕 あれはあんにゅのタンバリンなんです。地区センターのツアーでそれをずっと使っていたので。

あんにゅ 思い出のタンバリンを使いました。

――コール&レスポンスの声は?

小幡康裕 あれは地区センターでマイクを2本立てて「お客さんの声を録らせてください」とお願いしてツアーの最後のときに録りました。

――色んな思い出が込められた曲になりましたね。さて、今後の活動についてですが、今年はどんな年にしたいですか。

あんにゅ 色んなことにトライしていこうということで、私が急にアフロなったりするかもしれないですし、急に漫才をやりだすかもしれないですし…。

――何が起こるかわからない?

あんにゅ そうです。昨年12月に演劇とコラボしたコアラモード.劇場や、私たち2人だけで完結するという「ONLY TWO!!」という小幡さんがドラムとかベースとか、色んな楽器をやってというライブをやってみたら好評だったので、それを京都でもやれることになりました。今まで意外とやったことないことにどんどん挑戦しようというのを打ち出していくので、こまめにホームページやSNSをチェックしてもらえたら嬉しいです。

小幡康裕 僕ら自身がこれからのコアラモード.にワクワクしたい、やったことないことにどんどんトライしていきたいです。

あんにゅ 「こんなことやっていいの?」みたいなことをトライしていきたい期間で、お客さんからもリクエストがほしいと思っています。小幡さんが個性的な漫画を描いたりということも含めて、自由にバラエティに富んだことをやっていきたいです。

(おわり)

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