マジカル・パンチライン「もう一度もらった命」新体制で壁越えつかむ希望
INTERVIEW

マジカル・パンチライン「もう一度もらった命」新体制で壁越えつかむ希望


記者:小池直也

撮影:

掲載:19年02月20日

読了時間:約15分

アイドル界の荒波のなかで

マジカル・パンチライン

――4人体制になって沖口さんがリーダー、浅野さんはボーカルリーダー、小山さんはダンスリーダー、清水さんはクリエイティブリーダーとそれぞれ担当を割り振ったそうですが。

浅野杏奈 続いてると思います(笑)。

清水ひまわり 私は微妙(笑)。

沖口優奈 セクションのリーダーを分担したことによって意見を言いやすくなったという部分もあります。これで全員が全員、言い合える環境になりました。

浅野杏奈 重かったですね。ボーカルリーダーと言っても、私はマジパンで一番歌が上手いわけではないですし。だからちょっとやさぐれてましたね。自分が言う前に自分の悪いところばかりが気になっちゃうんですよ。自分ができてないのに、人に言う立場になっていいのかって。それでも、今は責任を持って頑張っていこうと思っています。

小山リーナ ダンスは困ったことがあれば「私についてこい!」みたいな感じです(笑)。

清水ひまわり 私はこの半年間でステッカーを作らせて頂きました。でも自分でも満足いってないんですよ。画力を上げたり、センスを磨こうと思っています。やりたいことはたくさんあるので、それがいつか実現できればと思っています。ちゃんと企画書とかも書きたいなと。

――リーダーはいかがですか?

沖口優奈 最初はそれぞれの分担がある中で、私がリーダーっていったい何をすればいいんだろう? と思っていました。今もあまり自分の中で納得しきれていないところもあるんです。でもグループの全体を見たいなとは思って。そうしたら、もっとメンバーひとり一人のことを見るようになりました。SNSも結構見るようになって。Twitterでもそれぞれの特徴が出るんですよね。みんな優秀なので、あんまりわーっと言うことは見当たらないですが、もっと引っ張っていける様な人になれればと思っています。

――沖口さんは最近、グラビアの撮影(雑誌『ヤングガンガン』スクウェア・エニックス)もされているそうですが、メンバーのみなさんはどう思われますか?

清水ひまわり 今まで見たなかで一番えちえちだったよね。

浅野杏奈 リーナが「えちえち」って言い出したんですけどね。まだ15歳なので。

小山リーナ そうですね(笑)。

沖口優奈 セクシーな感じに撮ってもらいました。

浅野杏奈 なんなんだ、あのメガネは(笑)。

沖口優奈 一応イメージが『住み込みの書生』だったので(笑)。太宰治さんの本とか持ちながら撮影とかもしていて。水着の時に抱えている本は『罪と罰』(ドストエフスキー)でしたから(笑)。最初のグラビアが2年前くらいだったんですけど、その時も恥ずかしさはあったけど抵抗はなかったんです。なので最近は楽しい限りです。

浅野杏奈 肉付きよくなったよね?

沖口優奈 グラビアって難しいんです。初めての撮影の時気合入れて痩せていったら「ガリガリ」とかSNSで書かれたんですよ。絶妙に腹筋で引き締めつつ、あまり痩せすぎず、胸も落とさずにって意識するようになって。奥深いなと思いましたね。

――2月24日には「3rd Anniversary One-Man Live ~新しい靴で、大好きなキミのもとへ~!」の開催も迫っていますね。

沖口優奈 4人体制になってから初めてのワンマンライブですし、どんな感じになるんかなっていうワクワクも高まってます。先日初めてのワンマンの打ち合わせがありました。セットリストも決まっていて、マジパン初のメドレー曲もあるんですよ。あとお立ち台もあるので、後ろのお客さんともっと心をつなげていきたいです。

浅野杏奈 初めてのことが多い分、私たちも集中しなければいけないところが多いですね。ただワンマンライブの良さは特別なところを見せられる事だと思うんです。スペシャルなステージにしたいんです。今までは割と一回の練習と一回のゲネプロ(最終リハーサル)を経て本番でした。でも今回は何回もリハを重ねて準備するので今までに観たことがないものになりますよ。

清水ひまわり 新曲はやっぱり注目して欲しいですよね。それから最近やってない曲とかもやります。そういう曲の時に「前よりも格好良くなってる!」と思われる様な内容にしたいですね。

沖口優奈 当日はメンバーも知らないお知らせが用意されているそうなんです。それをみなさんとドキドキしながら受け止めたいですね。

――2019年は年号が変わるなど変化の年になりそうですが、マジパンにとってはどんな年にしたいですか。

沖口優奈 ここ数年でアイドルの解散が多いなと身に染みて感じています。仲良くさせていただいたグループさんが解散を発表したりとか。そういう中で私たちが活動できていることが本当に幸せですね。新しい元号になってからもかっとばしていこうと思います。

清水ひまわり 知り合いのアイドルさんが解散すると聞くとさみしいですけど、私はここに居続けるという気持ちにもなります。解散の波には乗りたくないですね。

浅野杏奈 私たちはデビューしたときから(佐藤)麗奈ちゃんの経験値がすごすぎて。デビューしたてなのにもう貫禄を感じるところがあったんじゃないですかね(笑)。

沖口優奈 芸歴としても大先輩の圧倒的リーダーだったので、後ろからついていってました。でも卒業するとなってからアイドル界という荒波に放り出された感覚になりましたよ。そこから、メンバーそれぞれの気持ちが変わっていったんじゃないかなと思います。

浅野杏奈 ライブでも言ったんですけど、今マジパンの波が来てると思うんです。そこからそれに乗るか乗らないかは自分次第。たくさん力を貸してくださる方がいる今だからこそ、気を抜いちゃいけないなと。

――では最後に読者へメッセージをお願いします。

沖口優奈 今までマジパンって意外に目標をお伝えすることはなかったんですけど『ワンマンのチケット完売』ということを伝えさせてもらっています。これからはいつも目標をみなさんにお伝えして、共有して、みんなでそれに向かって歩いていきたいです。もしかしたらみなさんにはちょっと厳しいんじゃないか、というものも言うかもしれないんですけど、私たちは本気でそこに向かっていきます。ぜひ「Melty Kiss」を聴いて、ワンマンライブに来てください。

(おわり)

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