映画撮影が満たした曲のアイデア
石崎は、ベストアルバム『Huwie Best』のインタビューで「音楽へのアイデアが枯渇している」と包み隠さずに語った。ライブで離れることもあったが大自然・北海道に1カ月滞在し、気心が知れた共演者、そして映画の撮影、地元住民のおもてなしによって「忘れていたもの」を呼び起こすことができた。そして、アイデアの湖は映画によって満たされていく。
「映画は僕にとってはインプット。物凄く色々なものをもらっています。映画によって助かっている部分はあります。演技は、出すというよりは人から何かをもらうイメージ。演技する人たちとそこで何かをもらっている。それを音楽に変換してアウトプットしている。この時期は俗にいうスランプだったので、音楽で悩みつつ演技させてもらっていましたけど、すごく良い時間だなと思って生活していました。いつもとは違うインスピレーションが湧いていました」
クランクインする前は「何曲か書こうと思った」というが実際には“忙しさ”から書くことはできなかった。「忙しすぎて…というか仲間と毎晩飲んでいたから…本当はもうちょっと曲を書こうと思っていたんですけどね(笑)合間の時間に。だけど休みの日があればみんなで札幌に行っていたので、すぐマキタさんを中心に飲みに行っちゃっていたので曲づくりは出来ませんでした(笑)」
しかし、撮影後、北海道を着想にした歌が出来上がった。その曲は、3月にリリース予定のミニアルバム『ゴールデンエイジ』に収録予定だ。「クレイジーな楽曲ですね。自分の心にあったものを素直に吐き出した感じです。本当に良い経験でした」。
撮影後、北海道で3回ライブをおこなっている。「ホームタウンのような感覚です。地元の人も見に来てくれて嬉しかったですね」。茨城出身、第二の故郷が東京なら、第三の故郷は北海道とも言えるだろう。
変化を楽しみたい
映画では食育もテーマにあり、岡田演じる牧羊の神戸が育てた羊の肉にためらい食べられないという場面がある。石崎自身もボーイスカウトで鳥をさばいた経験があるといい、そのシーンは印象に残っているという。
「こういう生活をしていると分からないことがいっぱいあって、分かっているけど、気づかないふりがうまくなっているなと思う。東京に暮らしていると知らないでも生きていける。改めて食の大切さは感じた方が良いと思います」
石崎自身様々な変化があった今回の映画。まずは映画のヒットを願うところだが、石崎自身は今後どのような活動をしていくのか。
「いろいろと変化していく時期なのかと思っています。どんな変化も受け入れて、アウトプットしたときに『それも石崎ひゅーいなんだ』と言えるような表現をしてきたい。これまで『嫌だな』と思っていたこととかを取っ払って、変化を楽しむというか、まだまだ変わっていきたい、そんな気持ちです」
北海道が育んだのは大自然だけではない、友情、そして“石崎ひゅーい”の未来もだった。





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