石崎ひゅーい「まだまだ変わっていきたい」北海道での撮影が変えた「未来」
INTERVIEW

石崎ひゅーい「まだまだ変わっていきたい」北海道での撮影が変えた「未来」


記者:木村武雄

撮影:

掲載:19年02月03日

読了時間:約8分

 石崎ひゅーいが、映画『そらのレストラン』(公開中)で、自身2度目の映画出演を果たした。北海道・せたな町を舞台に、食材を通じて絆を強くする仲間と家族の姿を描いた物語。中心的な役を演じる石崎は昨年3月、ベストアルバム『Huwie Best』を発売した際には「デビュー5年を振り返った時に制作においてすり減っていたことに気づいた」と語っていたが、今回の映画出演で原点回帰ができ「変化を受け入れ、楽しみたい」と思えたという。大自然を舞台にした物語、気心が知れた共演者との撮影は石崎にどのような影響を与えたのか。【取材・撮影=木村陽仁】

UFOの墓場、リアル儀式に挑戦

 映画は、洞爺湖を舞台にした『しあわせのパン』(2012年1月公開)、空知が舞台の『ぶどうのなみだ』(2014年10月)に続く、大泉洋主演の北海道映画シリーズ第3弾。道南のせたな町を舞台に、海が見える牧場で作り出されるチーズと様々な食材が仲間と家族の心を繋ぎ、絆を強めていく様を描く。

 北海道出身俳優の大泉洋が、様々な葛藤を抱えながらも一日限りのレストラン開店に向け奔走する設楽亘理役を演じ、亘理を温かく見守る妻・こと絵役を本上まなみが演じる。

 また、東京から一人でやってきて牧羊を営む若者・神戸役は岡田将生。さらに、亘理を中心とする友人に、マキタスポーツ(石村甲介=米・大豆農家)、高橋努(富永芳樹=トマト・野菜農家)。カリスマシェフの朝田一行を眞島秀和、亘理の“師匠”でチーズ職人・大谷雄二を小日向文世、その妻を風吹ジュンが務める。メガホンを執ったのは『神様のカルテ』シリーズで知られる深川栄洋監督だ。

 亘理の友人のひとり、野添隆史役を演じるのが石崎。その役柄は、仲間内で唯一漁業を営む青年で、UFO好き。役作りについて石崎は「興味があるものに関しては子どもみたいに喜ぶ無邪気さ」を意識しつつ、「あまりしゃべらず、グイグイといかない」ところなど共通点も多いことから「普段の自分のままでればいいかなという心持ちで挑みました」。

 せたな町は「UFOの墓場」とも言われており、目撃情報も多いという。亘理らのモデルにもなった“やまの会”のメンバーからも「夏ぐらいにUFOがよく来る」と日常会話のなかに出てきたことから「ファンタジーさがなく、現実っぽい感じで」。劇中でも野添が中心となりUFOを呼ぶ儀式をおこなう場面がある。自身も中学生時代にUFOを見たことがあるという石崎は撮影の合間にやまの会と1度試みたようで「普通に呼ぶような感じでした、『来て~』みたいに、そうすると空に現れるということでしたが、今回は現れなくて」。

 漁師役ともあって、漁船の舵を取り、漁師仲間に無線で呼びかけるシーンに挑戦した。「本当は夜釣りをする予定でしたが、あまりにも船酔いがひどいということで、沖には出られなくて。乗ったのはイカ釣り漁船でしたが、いずれはやってみたいですね」

石崎ひゅーい。都内でおこなわれた舞台挨拶

石崎ひゅーい。都内でおこなわれた舞台挨拶

この記事の写真
石崎ひゅーい。都内でおこなわれた舞台挨拶
石崎ひゅーい。都内でおこなわれた舞台挨拶

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事