海蔵亮太「声の可能性、歌声を磨いていきたい」カラオケ世界一が目指す次のステップ
INTERVIEW

海蔵亮太「声の可能性、歌声を磨いていきたい」カラオケ世界一が目指す次のステップ


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年01月22日

読了時間:約12分

声の可能性、歌声を磨いていきたい

――グルーヴも感じて欲しい一曲になりましたね。さて、オリジナル曲も3曲収録されていますが、まず「巡恋慕」はベートーベンの「悲愴」のメロディを取り入れています。

 この曲は昨年の秋ぐらい制作されたんですけど、その時に「悲愴」を取り入れてみようという話になっていました。僕はクラシックというのはあまり聴いてはこなかったんですけど、長年愛され続けているクラシックのメロディを借りて歌えるというのはすごく幸せなことだなと思いました。河口恭吾さんに書いて頂いた歌詞も、考える余白がある深いものになっていることもあり、ライブで歌って行けば行くほど、より豊かさを感じさせてくれる曲になったんじゃないかなと思います。

――作曲者の欄が平井夏美さんとベートーヴェンというのもインパクトがすごいですね。さて、続いての「ぬくもりを残して」はこれもまた切ない歌詞で、泣き歌ですよね。

 これも切ないです。作詞・作曲をして頂いた西田(美津希)さんと、もしかしたら歌詞のイメージは違うのかも知れませんが、それがまた良い感じになったと思っています。この曲をレコーディングしてみて思ったことは、この曲がアルバムの収録曲の中で生で聴いてもらえたら、一番印象が変わるのではないかなと思いました。CDで聴いてもらって気に入ってもらえたら、是非ライブに来て、聴いていただきたい曲です。

――音源とライブで振り幅が大きい曲になりそうですね。最後の「春つむぎ」はハモりが分厚いです。

 これは大変でした。30人ぐらい僕がいます(笑)。コーラスだけで2~3時間ぐらい掛かったと思います。もう、明宝ハムのCMみたいに、また一本また一本って(笑)。

――明宝ハムのCM見たことないです…。

海蔵亮太(撮影=村上順一)

 えー! もしかして名古屋しかやってないのかも。ずっと昔からやってるので、みんな知っているものかと思ってました。これは伝わりませんね…。

――名古屋出身の方々には伝わると思いますよ! さて、最後に2月から始まる東名阪ツアー『LIVE DAM STADIUM presents海蔵亮太 LIVE 2019 「Communication」』に向けての意気込みと2019年の意気込みをお願いします。

 まだデビューして間もない僕がワンマンでツアーをやらせて頂けるというのは、本当に幸せなことだと思います。今までは一般人としてライブを聴きに行く方だったのが、今度は聴いて頂く立場になって、初めてのライブなので自分からどんな感情が出てくるのか楽しみではありつつ、皆さんと同じ時間を共有出来るということに感謝をしながら、がっかりさせないようなライブにしたいです。緊張もしますけど、それも良い方向に持っていって、また来たいと思ってもらえる、海蔵亮太を応援してもらえるようなライブにしたいです。

 デビューしてから周りの方に色んなことを教えて頂くことがあって、たくさん吸収させていただきました。それはすごく充実していたんですけど、今度はその吸収したものを僕の中で考えて、しっかりアウトプット出来る1年にしていきたいと思っています。具体的には曲作りに携われるようになれたり、頂いた曲でももっと良いものに出来るように、自分の声の可能性、歌声を磨いていきたいです。選り好みせず、色んなことにチャレンジ、積極的に行動していく年にしたいです。

(おわり)

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