西山茉希「ごまかしたくなかった」過去を語った理由、母になり変わった仕事観
INTERVIEW

西山茉希「ごまかしたくなかった」過去を語った理由、母になり変わった仕事観


記者:木村武雄

撮影:

掲載:19年01月16日

読了時間:約11分

自身の映し鏡「音楽」、いまの状態がわかる

 そんな彼女に音楽について話を聞いた。過去に、ボサノヴァ音楽を集めたコンピレーションCDのジャケットを飾ったことが縁で、ブラジル大使館でおこなわれたイベントに出席したこともある。その時は「ボサノヴァを聴きながら長い時間お風呂に入るのがお気に入り」と語っていたが…。

――いまはどんな音楽を聴いていますか。

 「私がかけるというよりも、旦那が常に音楽をかけて生活する人で。2人でかけるとうるさいじゃないですか(笑)。だから私はスイッチ担当ではなくて、あの人が聴きたい曲を流す、それが自然のなかで聴こえる曲です。決まったアーティストさんがいて、たまに新しいアーティストさんが出てくると、『あれ好き、これ好き』と。家のなかではリスナーです(笑)」

――お子さんがいると、子供が好きな音楽に寄ってしまうことはないですか?

 「一人目の時は、車のなかはでディズニーやアンパマンでしたよ。いまだにそれはありますけどね。ただ、“その生活をしています”というのに染まるのは本来好きじゃないので、子どもが喜ぶからかける分にはいいけど、常にそれを聴いている生活をしていたいか、といったらそうではないです。たまに趣味でピアノを弾くんですけど、音を聴くときは自分の好みを大事にしています」

――なかでも好きなアーティストは?

 「エンヤさんが大好きなんですよ。お風呂に浸かりながらエンヤさんの音楽を聴いて。一番疲れた時は、電気も付けないでエンヤさんの声に癒されて…。『私、相当疲れているな…』と思いながら(笑)でもそれを聴きながら過ごすのが好きなんですよ」

――浄化されていく感じですね。

 「そうそう、神の声のような」

――西山さんにとって音楽とは?

 「ファッションと一緒で自由なものだと思います。その日その時、そのタイミングで自分のフィーリングが求めているものを探せるし、何を聴いていてもそれに不正解はない。ある意味、セルフ占い。今の自分に見つめ直すときや、求めている曲で自分のテンションが分かる。自分を照らし合わせられる存在でもありますね。このときはこれ聴いていて楽しかったのに、今は聴きたくないとか。自分と向き合う一歩かな」

西山茉希

西山茉希

(おわり)

この記事の写真
西山茉希
西山茉希

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事