乃木坂46の衣装や未公開アートワークなどが展示される『乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展』が11日から5月12日まで、ソニーミュージック六本木ミュージアム(東京都港区六本木)で開かれる。これに伴い、齋藤飛鳥、堀未央奈、与田祐希が10日、同所で取材に応じた。

 「スヌーピーミュージアム」の跡地にオープンする「ソニーミュージック六本木ミュージアム」でその第1弾として開かれる。

 乃木坂46のジャケット写真やそれらのアザーカット、ミュージックビデオのプロップス、実際に着用した衣装やアイデアスケッチなど、未公開のアートワークを含め多数展示される。

 企画者のひとり、MdN編集長の大信光理氏はメンバーの取材に先立ち、本展の概要を説明。「乃木坂46は歴史があるので、アートワークという切り口で総括できるような展覧会にしたかった。本当は全部見せたいところだが不可能であるため『だいたいぜんぶ展』という名称にした」。

 見どころを、「アートワークの素材が眠る倉庫が展覧会としてあったら面白い。倉庫を作って、段ボールが並んでいるような不思議な展覧会です。CDジャケット、MV、衣装の3つのカテゴリーにわけて、それらを歩いて見ていく内容。段ボールのなかを一つ一つ覗きこむような、のめり込んで見ていく面白い展示になっている」。

 更に「見たことがない写真やジャケットのアザーカット。MVの小道具や、衣装も壁一面に特設のラックを作って飾っている。およそ250点が並んでいる。だいたい集まっている気持ちになれる」とした。

 メンバーを代表してこの取材に応じたのは、一期生の齋藤飛鳥、二期生の堀未央奈、三期生の与田祐希。

 実際に見て回ったという3人。齋藤は「細かいこだわりがあって、時間が足りなかった。何を見ても『スゲー』しかしか出てこない。誰が見ても満足できる」と満足の表情。

 それぞれのお気に入りのものとして、堀は「衣装が飾られているコーナー」を挙げ「衣装は、ライブではじっくり見る機会はないから改めて見た時に、いろんなものがあってデザインも違っていて、いろんな人が私たちのことを考えて衣装を作ってくれているだなと感じました。乃木坂は衣装も個性的」。

 齋藤は「物もいいけど、映像も充実していました。ライブ映像ももちろん。『気づいたら片想い』のジャケットを1枚1枚を繋いでいる映像があって、みんなが泣き出すところから泣き笑いに変わる映像を見て『いいな』と思えてグッときました」。

 堀と同じく「衣装が並んでいるコーナー」と答えた与田はその理由を「着た衣装もあるけど、『今話したい誰かがいる』という曲の時の衣装が印象深くて。どこかで見たことがあるなと思ったら、加入前にテレビで見た衣装で『あ! あの時のだ!』と。まさか、自分がここにいると思ってもいなかった」。そんな与田はこの衣装を「いつかは着たい」とも述べた。

 この日は、販売されているおススメグッズも紹介。レジャーシートを選んだ齋藤は「“ひとりピクニック”する目標があるので、おイモ掘りに行きたい」とも。そんな齋藤に堀が「ひとりで?」と突っ込むと、「はい」とうなずいていた。

 改めて堀は「加入する前の乃木坂46がどうやって作られていったかという歴史が知ることができる。先輩たちが築いてきたものを感じられるようにしたい」、与田は「私はまだまだ浅いけど、何年後かに展示会ができたらいい。自分も先輩方にみたいに歴史を刻めていきたい」。

 そんなしっかりとしたコメントを残した後輩に対し、一期生の齋藤は「最初からいるんですけど、私忘れっぽいんだなと反省して…。いろいろ展示されてるのを見てもピンと来ないというか。『ぐるぐるカーテン』に参加したのに、何も覚えていない。忘却が凄い。なのでこれからはひとつひとつ胸にも心にも刻んでいきたい」と“原点回帰”を誓った。

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