ゑんら「この1年が一番大変だった」セルフプロデュースユニットの魅力に迫る
INTERVIEW

ゑんら「この1年が一番大変だった」セルフプロデュースユニットの魅力に迫る


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年12月27日

読了時間:約14分

もし離れてしまってもまた戻ってきてもらえるようなグループに

木乃伊みさと

――前作『KEMURI』を聴いてくれた方たちはどのような反応を示してましたか。

滝口ひかり 『KEMURI』には7曲入っているんですけど、聴いてくれた人たちはどの曲が良かったと報告してくれんです。今までライブでしか聴けなかったというのもあって、音源だとこの曲、ライブだとこの曲みたいな感じで報告してくれます。

――自分たちが考えていなかった曲が意外と人気だったり。

木乃伊みさと ミディアムな「キミノセイ」という曲が人気があります。別れの曲で歌詞がけっこう切ないんです。

滝口きらら ガチ恋の人が病んでしまうような曲です(笑)。

木乃伊みさと 「泣きそうになった」とかSNSで呟いてる方もいました。

――皆さんはエゴサーチされる方ですか。

滝口きらら めちゃくちゃします。でも、自分の名前でサーチするのではなくて、リプライからその人のところへ飛んで、ツイートを遡ってチェックします。かなり前のツイートに「いいね」をしたりして(笑)。

木乃伊みさと 私も「ゑんら気になる、行ってみたい」とか書いてあると、「いいね」しちゃいますし、「今日はゑんら行かない」というのにも敢えて「いいね」します。「来いよ」という意味を込めて(笑)。

――油断して気軽に呟けないですね(笑)。その中でファンの方との距離感というものはどのように考えていますか。

木乃伊みさと 距離感と言っても色々あると思うんです。会いたいのか、精神的に通じ合いたいのか、好きというのも色々あると思うんですけど、私達は曲とかで共感しあえたら嬉しいなというのがあります。そういう意味では近くなりたいです。

――ひかりさんは過去に、ファンの方が他のグループや自分じゃないメンバーのことも好きと言っていることが、あまり良く思っていなかったとも発言していましたが、今は変わりました?

滝口ひかり そんな時代もありました。若かったんですよね、きっと(笑)。ゑんらはメンバーも自分のことみたいに考えられるようになってきたので、誰を好きになってもらっても嬉しいです。それはゑんらを好きになってもらえたということになるので、そういう考え方に変わりました。あと、そういう風に言っていると恋愛として見られてしまうことがあるので、ファンの方にしっかりと「あなた達とは付き合えないよ」というのは言っています(笑)。恋愛対象として好きになってくれる方もいらっしゃいますけど、最近はちゃんと応援してくれる方が増えたと実感しています。

――仮に他のグループに浮気されてしまったら、今はどう思いますか。

滝口ひかり また戻ってきてもらえるようなグループにならなければいけないと思っています。他に行かれてしまうというのは自分たちに魅力がないということになるので、自分たちが魅力をもっと出せないといけない、それは努力不足だなと思うようにしています。

――そういえばひかりさんは「2000年に1人の美少女」という魅力的なフレーズがありますけど、今はそれについてはどのように思っていますか。

滝口ひかり あれは事務所が付けてくれたわけではなくて、ファンの方が付けてくださったものなんです。当時は橋本環奈ちゃんの1000年上ということでプレッシャーも感じていました。今はそのキャッチフレーズに感謝しています。今でも名前を出すより、そのキャッチフレーズを出した方のが通じやすいということもあって、改めてすごくキャッチフレーズって重要なんだなと感じています。

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