ゑんら「この1年が一番大変だった」セルフプロデュースユニットの魅力に迫る
INTERVIEW

ゑんら「この1年が一番大変だった」セルフプロデュースユニットの魅力に迫る


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年12月27日

読了時間:約14分

明るさと切なさの対比を考えている楽曲制作

滝口きらら

――12月9日にシングル「さよならを教えて」がリリースされました。今回はどのようなコンセプトにしようと?

木乃伊みさと 私たちは和風テイストが入った曲が多いんですけど、今回は和というところを取り払ってみて、自然な私たちと言いますか、バンドサウンドで熱い曲にしたかったんです。歌詞に関しては相手に問いかけている感じにしたかったので、<あのね>から始めてみました。

――歌詞はどういう心境の時に出来ることが多いですか。

木乃伊みさと 悲しい気持ちの時に出来ることが多いかもしれません。あと、電車の中とか、特に帰りの電車でお思い付くこともあります。その時間に悲しいことを考えていると、それが自然と歌詞になっていくこともあります。

滝口きらら 私とひかりちゃんは都内に住んでいないので、帰るのに1時間ぐらいかかるんです。私も作詞にチャレンジしているんですけど、その時間を利用して書いたりしています。

――きららさんの歌詞も今後は見れるかもしれないと。

滝口きらら 今度、生誕祭でソロ曲を披露しようかなと思っていて、それで歌詞を書いてみたりしているので、もしかしたら近い内にお披露目できるかもしれません。シチュエーション的には私も悲しい時に書くことが多いです。

木乃伊みさと 私の場合、あまり楽しい時に歌詞って降りてこない気がします。偏見かもしれないんですけど、音楽を聴く時って人の幸せよりも、感傷に浸りたいイメージがあって、それに寄り添う音楽のほうが好きなんです。その中で私が気を付けているポイントは暗くなりすぎない、歌詞は切ないけど、曲調は明るいといった対比で作ったほうが良いのかなと考えています。

――確かに今作もそのような対比になっています。そして、カップリングの「のっぺらぼう」はゑんらならではのタイトルですね。

滝口ひかり 妖怪がテーマなので、確かにゑんらっぽいです。最初、みさとから歌詞だけ送られてくるんですけど、これがどんな曲になるのかイメージが湧かなくて(笑)。

――基本的には詞先なんですか。

木乃伊みさと 曲先なんですけど、みんなには歌詞だけ先に送ることが多いです。これは曲を私が聴いて、のっぺらぼうをテーマにしてみようと思いました。AメロやBメロで私が感じたことを混ぜ込んである歌詞になっています。あとは、昔の妖怪を現代風にアレンジしてわかりやすく伝えたいというのもあって、耳に残るキャッチーさが欲しかったというのもあります。この歌詞の主人公はのっぺらぼうなんですけど、愛されたいと思っていて、どんな自分でも好きでいて欲しいけど、なかなか思っていることは言えないみたいなイメージで書きました。

――曲調的にはライブですごく盛り上がりそうですね。

木乃伊みさと みんなで手を上げたりして盛り上がってます!

――今作で特に注目して欲しいポイントは?

木乃伊みさと 今回、3人のソロバージョンも同時にリリースさせて頂くんですけど、落ちサビで<ねえ好きだよ>という歌詞があります。そこをソロバージョンでは、各々が考えたセリフを言っているので、そこは“胸キュン”ポイントになっています。

滝口きらら ちょっとずつ違うので、是非聴いて確認してもらえたら嬉しいです。

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