本田剛文が語るBOYS AND MENの今、個々の活躍がグループの力に
INTERVIEW

本田剛文が語るBOYS AND MENの今、個々の活躍がグループの力に


記者:長澤智典

撮影:

掲載:18年12月21日

読了時間:約11分

初めてYouTubeの再生回数で100万回を越えたのが『進化理論』

――今年はグループ全体としての活動は少なかったとはいえ、音楽に限らずいろんな場面でメンバーと出会える機会が確実に増えたという面では、さらに今後への期待が高まりますね。

 「BOYS AND MEN」へのオファーを越え、さらに言うなら、BOYS AND MENの誰々ではなく。それこそ、僕で言うなら「本田剛文さんお願いします」と個人の持つストロングポイントが評価され、それを仕事に繋げている面では、一つの成長と捉えています。そう考えたら、1月14日の公演は、今年メンバーそれぞれが蓄えてきたものを、YanKee5や誠という二つのユニットで培ってきた成果を出せる。リリース枚数も例年よりも多かったですし、ボイメンとして蒔いた種が実り、それらすべてを集約させてパワーに変えていく姿を見せる日にもなると思います。

 今年の活動を通して個々に感じているのが、それぞれの活動が増えたことで、ボイメンとして活動していく中では得られない経験値や考え方が培われたこと。それを、みんながグループへ還元したときに、さらにチームとして磨かれることを、全員が強く感じました。今年は、離れて仕事をする機会が多かったからこそ、揃ったときに、一緒にまわす歯車がガチッと噛み合ったときに生まれる、これまで以上のないパワーが蓄積されていると思います。その経験を通して、改めて「メンバーの意識が噛み合うと、BOYS AND MENはそうとう強いチームになれるな」と感じられたことも嬉しい手応えになっていますか。

――本田剛文さんの視点で捉えた、今年のBOYS AND MENの活動を振り返っての想いも聞かせてください。

 例年の場合、夏にシングルを発売し、12月にアルバムをリリースしてというペースでしたが、今年は5月にアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』のテーマ曲「進化理論」を、夏にシングル「炎・天下奪取」を、そして12月にベスト盤『ボイメン・ザ・ベスト』とリリースできたように、いつもよりもリリース枚数を多く重ねられたのは嬉しいですね。しかも、いろんな曲調を歌えて、さらに引き出しを増やせたのも良かったことだと受け止めています。

――アニメ『シンカリオン』のテーマ曲を手がけたことは、ボイメンにもいろんなプラスの影響を与えたようですね。

 「新幹線変形ロボ シンカリオン」と関われることで得た手応えは、とても大きいです。それこそ、僕らが初めてYouTubeの再生回数で100万回を超えたのが「進化理論」ですし、作品へのファンたちの支持が加わったのは間違いと思います。さらに、テーマ曲を1年間担当させていただいたことで、ライブ会場にちびっこや親子連れの方が増えました。僕らにとっては、本当にプラスになりましたね。

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