女優の菜々緒が28日、都内で開かれた、ディズニーのアニメ映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』(12月21日全国公開)の記念イベントに出席した。この日は、リッチ・ムーア監督と・脚本を務めるフィル・ジョンストン氏、プロデューサーのクラーク・スペンサー氏も出席。菜々緒の歌唱シーンを観たというムーア氏は「いつでもプロデビューできるんじゃないか」と絶賛。菜々緒は「べた褒めされることはないので、嬉しいやら恥ずかしいやらです」と照れた様子を見せた。

菜々緒

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 『シュガー・ラッシュ:オンライン』は、人間たちが知らないゲームの裏側の世界を舞台にアーケード・ゲームのキャラクター、ラルフとヴァネロペの冒険と友情を描いた『シュガー・ラッシュ』(2012年)の最新作。菜々緒は同作の日本語吹替版でレースゲームのカリスマレーサーである新キャラクター、シャンク役の声優を担当している。

 菜々緒は「抑揚があまりないので、自分とどうマッチさせるかと考えてやりました」と吹替えの難しさについて語る。

 日本語吹替版も観たというムーア氏は「とても良かった。シャンクはヴァネロペとともに歌うシーンがあって、彼女はプロの歌手ではないと聞いていたが、いつでもプロデビューできるんじゃないかと思った。皆さんにも早く聴いて欲しい」と菜々緒の歌唱力を絶賛。

ムーア監督、ジョンストン氏、菜々緒、スペンサー氏

ムーア監督、ジョンストン氏、菜々緒、スペンサー氏

 これを受けて、菜々緒は「こんなにべた褒めされることはないので、嬉しいやら恥ずかしいやらです。と同時に本当に? と疑ってしまいます(笑)」と照れた様子を見せ、すかさずムーア氏は「本当ですよ」と念押しした。

 ドラマや映画では悪役を演じることが多い、菜々緒は「私はこの映画で言うと、ラルフとヴァネロペの半々というキャラクターですね。どちらかと言うと、ラルフかな。プリンセスみたいな役もやった方がいいのかなと思っても、悪役しか来ないので(笑)。でも、舞台には挑戦してみたいですね」と自身と映画のキャラクターを重ねながら、今後挑戦したいことについても語った。

ムーア監督、ジョンストン氏、菜々緒、スペンサー氏

 また、普段大事にしていることについて菜々緒は「嗅覚を大事にしています。匂いということではなく、五感であったり感覚的なものですね。これは好きとか、嫌いとか直感を大事にしています。その“嗅覚”でシャンクも演じています」と明かす。

 今作について、ジョンストン氏は「3年半前に制作に取り掛かり、やっと公開にこぎ着けました。キャラクターは家族の一員と言ってもいいくらいです。皆さんにも同様に感じて頂けたら」と話し、ムーア氏は「皆さんと作品を分かち合えるのはとても嬉しい。早く観て頂きたい」と日本での公開を待ち遠しくしている様子を見せた。【取材・撮影=松尾模糊】

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