GLIM SPANKY、新譜は“自分の桃源郷” LAレコーディングで見えた新たな景色:「LOOKING FOR THE MAGIC」
INTERVIEW

GLIM SPANKY、新譜は“自分の桃源郷” LAレコーディングで見えた新たな景色:「LOOKING FOR THE MAGIC」


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年11月09日

読了時間:約19分

ユーミンからもらった「もっと頑張れる」という自信

『LOOKING FOR THE MAGIC』初回盤ジャケ写

――ところで、気になったことがありまして、松任谷由実さんとお食事に行ったということがSNSに上がっていたのですが、きっかけはなんだったのでしょうか。

松尾レミ ユーミンさんが私達のことをテレビで観て下さって、そこで気に入って下さったみたいで、ユーミンさんのやっているラジオのゲストに呼んで頂いたのがきっかけです。連絡先をその時に交換させていただいて、メールが後日来まして、ご飯をご一緒させて頂きました。

――どんなお話をされたんですか。

松尾レミ どんなふうに曲を作っているのかとか、ユーミンさんの青春時代のお話とか色々聞かせていただいて。

亀本寛貴 その中で、「曲はいっぱいリリースしたほうが良いよ」と言っていたのが印象的でした。自分のペースではなく、コンスタントにリリースを続けてこれた人は残ると話してくれまして。

松尾レミ ストイックに次の作品に向けてやれる人が残ると。あと、嬉しかったのは私達の歌や歌詞を凄く褒めて下さって、それが自信にも繋がったので、もっと頑張れるなと力をもらいました。

――GLIM SPANKYはすごく良いペースで曲を出し続けているので、そこの心配はないですね。

松尾レミ 確かに。ユーミンさんもそんな時期があったなとキャリアを重ねてきたことをしみじみ話してくれて。当時は生活もぐちゃぐちゃだったらしく、今の私達も朝も夜も関係のない中で曲を作るので、そういったことも相談させて頂いたり。でも今はそれで良いんだとアドバイスを頂いて。それもあって未来への道標を示して頂いた貴重な時間でした。

――良いお話ができたみたいですね。さて、来年の3月2日から全国24都市27公演を回る全国ツアーも始まります。今までと違うツアーにしたいなど考えていることはありますか。

松尾レミ 今作がドリーミーでサイケデリックな感じに出来たので、その世界観を生で表現したいですし、「4 Dimensional Desert」ができたので、これをSEにして世界を広げていきたいです。

――ツアーが待ち遠しいですね。最後にこのアルバム『LOOKING FOR THE MAGIC』にサブタイトルを付けるとしたら、どんなものを付けますか?

亀本寛貴 普通にタイトルを考えるのも苦手な僕らにとって、この質問は難しい(笑)。

松尾レミ まともに考えたら一週間は掛かりますよ(笑)。サブタイトルとは違いますけど、自分の中で理想郷が出来たと思っているので、一言で表すとしたらやっぱり“自分の桃源郷”かなと思います。

(おわり)

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