韓国出身の4人組男性音楽グループWINNERが8日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで『WINNER 2018 EVERYWHERE TOUR IN JAPAN』神奈川公演を開催。同ツアーは、9月8日の大阪・オリックス劇場公演を皮切りに全国9カ所14公演をおこなったもの(9月30日鹿児島・宝山ホール公演は台風24号の接近に伴い中止)。この日は昼と夜の2部公演をおこない、10月3日にリリースされたニューアルバム『EVERYD4Y』の楽曲やソロ曲など全23曲を披露し観客を魅了。YOONがツアーを振り返り「エネルギーを皆さんにもらいました」と述べた様に、メンバーと観客の一体感溢れる公演でツアーを締めくくった。2部の模様を以下にレポートする。【取材=松尾模糊】

ソロステージでも魅せる

 ステージ後方に設置されたスクリーンにメンバーの名前が映し出され、観客から歓声が上がる中メンバーが登場。ミディアムナンバーの「EMPTY」を披露しステージを開始。続けて、『EVERYD4Y』収録の「AIR」を歌唱。4人の女性ダンサーとともにパフォーマンスでも盛り上げた。

WINNER

 ここでメンバーそれぞれが自己紹介。YOONが「ファイナルなので、全力で一緒に歌ってくれますか?」と呼びかけ、電話の着信音が会場に響く導入から「HELLO」をパフォーマンス。さらに、HOONYのラップが心地よく響く「EVERYDAY」へと繋げた。

 MCでは、HOONYとJINUがステージを降りて、観客席へ。観客一人ひとりに手を振りながら「現場は熱いですよ!」と言い、より近い距離でファンとの交流を楽しんだ。

ここからはメンバーのソロステージのコーナーへ。 MINOが4人のダンサーを引き連れ、「BODY」「TURN OFF THE LIGHT」をセクシーにパフォーマンス。続いてJINUがピアノサウンドに乗せてスタンドマイクで「UNTITLED」をしっとりと歌い上げた。

 YOONは「IT RAINS」から、エレキギターを片手に「本能的に」を歌唱。ソロステージ最後は、HOONYが観客席に降りて「SERENADE」を歌唱。ビートの効いた「RINGA LINGA」ではダンスパフォーマンスでも盛り上げた。

エネルギーを皆さんにもらいました

 再び「WE WERE」で4人のステージを再開。サビでは観客が手にしたペンライトを左右に振り壮観な景色が広がった。

会場の模様

 そして、MINOとYOONが観客席に降りてMC。ソロステージでの印象的な1曲を聞いて回り、茨城から来たという少年がHOONYの「RINGA LINGA」と答え、その曲の振付を完コピで披露。その完成度の高さに歓声が上がり、MINOとYOONは少年と抱擁を交わした。さらに、HOONYが「夢は何ですか?」と少年に尋ねると「YGに入ることです」とWINNERの所属する事務所への所属を夢見ていると答え、スンユンは「応援するよ。みんな待ってますよ」と笑顔を見せた。

 ギターサウンドが印象的な「FOR」、HOONYのラップから始まる「RAINING」と続け、YOONが「皆さんの美しい歌声が必要な曲です」と呼びかけた「MOVIE STAR」を披露。スタンドマイクで4人が歌い、観客とシンガロングで一体感を演出した。

 ツアーを振り返り、思い出深かったこととしてYOONは「ツアーじゃないけど、みんなでROUND1に行ったことが思い出深かったです。サッカーや野球をメンバーみんなでやったことはなかったので楽しかった」と、ツアー中に訪れたアミューズメント施設での思い出を明かした。

 MINOは「僕は今この瞬間が特別です」とコメント。JINUは「静岡公演で富士山のコスプレで富士山パフォーマンスをしたこと」と地方公演ならではのパフォーマンスを挙げた。HOONYは「仙台、長崎、静岡と行ったことのなかった場所に行けたことは良かったです。鹿児島は台風で中止になったけど、次に来た時は必ず行きますので安心して下さい。韓国ではレコーディングなどで本当に忙しかったんです。だから、このツアーは僕らにとっても楽しみでした。エネルギーを皆さんにもらいました、ありがとうございます」とファンへの感謝を述べた。

 そして、アップテンポの「LA LA」で本編を終了。「AIR」の替え歌でアンコールが会場に響く中、再びメンバーが登場。レゲエ調のミディアムナンバー「DON'T FLIRT」を披露した。

 JINUは「ファイナルも最後なので、複雑な気持ちです。皆さんに元気をもらいました。また、新しいアルバムを作って戻って来ます」、MINOは「特別な経験ができました。メンバーも成長できたと思います」と改めてツアーを振り返った。

 HOONYは「練習生の時に日本語を習っていたことを思い出しました。その時は、何で日本語を習う必要があるのか疑問でしたが、全てはこの時の為だと気づきました。今では感謝しています」と下積み時代を振り返り、YOONは「全ての場所で大切な思い出ができました。良いアルバムを作ってすぐに戻って来ます。待っていて下さい」と呼びかけた。

 原曲をアップテンポにリミックスした「EVERYDAY」では、YOONがステージを降り観客席でパフォーマンス。「GO UP」で大団円の中、ツアーに幕を下ろした。

セットリスト

『WINNER 2018 EVERYWHERE TOUR IN JAPAN』
2018年10月8日@神奈川・横浜パシフィコ 大ホール

01.EMPTY
02.AIR
03.HELLO
04.EVERYDAY
05.BODY(MINO Solo)
 TURN OFF THE LIGHT(MINO Solo)
06.UNTITLED(JINU)
07.IT RAINS(YOON)
 本能的に(YOON)
08.SERENADE(HOONY)
 RINGA LINGA(HOONY)
09.WE WERE
10.FOR
11.RAINING
12.MOVIE STAR
13.IMMATURE
14.LOVE ME LOVE ME
15.SPECIAL NIGHT
16.ISLAND
17.REALLY REALLY
18.LA LA
Encore
19.DON'T FLIRT
20.LUXURY
21.EVERYDAY(REMIX)
22.GO UP

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