[ALEXANDROS]川上「やばい事になった」キムタク出演ゲームに興奮
[ALEXANDROS]の庄村聡泰、白井眞輝、磯部寛之、川上洋平
[ALEXANDROS]の川上洋平、磯部寛之、白井眞輝、庄村聡泰が10日、都内でおこなわれた、SEGAの新作ゲーム『JUDGE EYES:死神の遺言』の完成披露会に登場、ゲームでオープニング/エンディングテーマを提供した[ALEXANDROS]は、ゲーム音楽参加の感想などを語った。この日はゲームに出演している木村拓哉、中尾彬、滝藤賢一、谷原章介と、セガゲームス取締役CPOで『JUDGE EYES:死神の遺言』総合監督の名越稔洋氏も登壇した。
この日は新作ゲームのラインアップ紹介イベント『Play Station LineUp Tour』がおこなわれ、続いて招待された一般客にサプライズで、ゲーム『JUDGE EYES:死神の遺言』の完成披露イベントを実施。出演俳優陣とともに[ALEXANDROS]がステージに登場し会場を沸かせた。
『JUDGE EYES:死神の遺言』は、現代の東京を舞台に連続猟奇殺人の謎を追う、本格リーガルサスペンスアクション。木村が演じるのは、元弁護士として活躍しながら、とある事件で失意のどん底に突き落とされながらも、探偵として再び立ち上がる主人公・八神隆之。また、主人公を取り巻く主要キャラクターとして、中尾は八神の元上司・源田龍造役、谷原は敏腕刑事・黒岩満役、滝藤は悪徳だが金次第で八神の捜査に協力する刑事・綾部和也役を担当。またピエール瀧が八神と衝突する暴力団の若頭・羽村京平役を務める。[ALEXANDROS]は主題歌「アルペジオ」、挿入歌「Your Song」の2曲を、ゲームに提供している。
名越監督は「どちらかというと多様性のあるバンドをと考えて。ドラマチックでサスペンスという(今回の)テーマは難しいと思うけど、そんなリクエストに応えてもらいながら、みなさんに“この人と組んだら、何が起こるか”という期待値を感じてもらえるアーティストさんというと、いいんじゃないかと思い、オファーしました」と今作での[ALEXANDROS]の起用理由を語る。
そして名越監督の呼び込みで4人はステージに登場、名越監督に続いて木村にも握手をしていた川上は、この日トレーラー画像に自身の曲が流れた感想を「大興奮でしたね。メンバー全員、そして自分たちのスタッフも、これはちょっとやばいことになったなと」と語る。またその映像と音の印象に関しても「自分から言うのも何だけど、ピッタリ。本当に名越さんのおかげだなと思います」と、名越監督との細かいやり取りで完成した楽曲の出来栄えに満足な表情を見せる。
ゲームの楽曲提供という今回のチャレンジに関して川上は「光栄だったんですけど、どこで使われるのかな、と。また歌詞なんかは“こうしてほしい”というオファーはよくいただくんですが、たとえば歌だけじゃない部分とかいろんな箇所、結構楽器とか、メンバーの演奏の面でもさらにこだわる面がありました」と当初は不安があったものの、手ごたえを感じた挑戦を行った様子を振り返る。
また川上は「映像を見させていただいたときに、イントロみたいなものはなんとなく浮かんで、歌詞のイメージも“こういうことを書きたいな”ということは浮かびました」と、今回の曲作りに向けてのイメージの発端を回想。その一方で「僕は歌詞を書くときは、作品に充実になり過ぎないようにしているんです、そうすると逆に嘘になっちゃうから。だから映像を見たり、お話をうかがったりして、その上で自分から自然に出てきたものが本当だなと思うので。それはもしかしたら作品には当てはまらない単語だったり、言葉遣いだったりするかもしれないけど、そこに嘘は無いので、今回もそれをどうかとぶつけさせていただいたんです」と、自身の曲作りに対する取り組みを明かす。
そして、今回の出来栄えを名越監督に問うと、名越監督は「今のキーワードって、自分でもよくわかる。解釈の説明になっちゃうから、感じた言葉って、パズルのピースとしては合わなそうだけど、その合わなさ具合が逆に、いい感じでフックになりましたね」と川上に同調しながら、今作に提供してもらった楽曲を絶賛、川上は「光栄です」と嬉しそうな表情を見せていた。
一方、バンドの中でも大のゲーム好きだという庄村は「お話をいただいたときにSEGAさんのゲームは夢中になって遊んだタイトルが本当に何タイトルもあるんです。使われている楽曲を聴いただけで泣いちゃうようなものが何タイトルもあるので、今回の『JUDGE EYES:死神の遺言』もそんな作品になればと願っています」と自身の作品への思いをコメント。
またこの日はトレーラー画面で主題歌「アルペジオ」が披露されたことに対して川上が「エンディングはゲームをクリアしないと聴けないので、是非クリアして聴いてください。僕も頑張ってプレイしたいと思います」と最後に楽曲をアピールした。【取材・撮影=桂 伸也】
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