Beverly

Beverly

 NEW RIVIVALでも登場したBeverlyがシューティングアクトして再びステージに立つ。先ほどとは打って変わったキラキラした衣裳、さらに後ろにはバックバンド。初球は「I need your love」だった。パワフルに歌い上げる。「LOVE THERAPY」はポップに可愛らしく。時折笑顔をみせるBeverlyは妖精の様だ。

 彼女が得意とするバラードで聴かせた「A New day」は最後の1音まで丁寧に歌い切る。「『a-nation』もっともっと盛り上がっていきましょう!」と元気な声で呼びかけ、「Be The One」でとどめ。伸び伸びとした声が夕ぐれ迫る空に昇っていった。

BoA

BoA

 映像によるカウントダウンから、BoAが登場。彼女が『a-nation』に登場するのは、4年ぶり9回目だ。そんな彼女のパフォーマンスはm-floのVERBALを客演に迎えた「BUMP BUMP! feat.VERBAL」で幕を開ける。バックダンサーもファンキー。段々と日が暮れてきて、客席には来場者に配布されたうちわの青いライトが灯っている。

 そして「改めましてこんばんは、BoAです。皆さん楽しんでいますか? 『a-naiton』は久しぶりで、楽しみにしていました!」と楽しそうに話した。続いて「Only One(Unchained Ver.)」。涼しげで、グルーヴィーなバックバンドの演奏が歌を引き立てる。さらに響き渡るBoAのハイトーン。「皆さんのライトがめっちゃきれいです。この景色をみながら歌えるのはめちゃ幸せ。懐かしい曲を歌ってみたいですが、皆さん歌ったり踊ったりしてくれますか?」ともう一度MCを重ねた。

 ここからはメドレーでヒット曲を連発していく。まずは「Quincy」、「make a secret」。NCT 127と同じ映像の演出のこだわりも。字幕も映画風のフォントで粋だった。突然の暗転から「Rock With You」が始まる。BoAはステージ上手で観客へアピール。顔には大量の汗。そしてダンサーをフィーチャーしてから、唐突に「LISTEN TO MY HEART」。キラキラ光る彼女のマイクにも目を奪われた。さらに「Shine We Are!」から「VALENTI」という展開。バンドの情熱的な演奏も合わさり、会場の熱狂はどんどん上がっていく。

 BoAは「久しぶりにBoAコールいきますか!」と会場を扇動してから、ラストの最新曲「Jazzclub」を歌った。最初は久しぶりの『a-nation』という事もあり緊張の様子もあったが、見る見るうちに自分のペースを生み出していく姿に引き込まれた。最後はシンガロングで大団円。

m-flo

m-flo

 いよいよフェスも終盤戦。トリ前を務めたのはm-flo。オリジナルメンバーの3人としてお揃いの青いツナギで姿を表した。VERBALがアジテーションで観客を巻き込んでいく。「この曲の名前は『gET oN!』」とタイトルコールして発進。「TRIPOD BABY」、「SOUND BOY THRILLER」、「How You Like Me Now?」、「been so long」とセットリストを展開していった。クールなLISAとファンキーなVERBALのマイクリレー、そして☆TakuのDJスキルが光っていた。

 短いMCを挟んでから「No Question」へ。段々と熱を帯びていく流れで、VERBALのラップもゴキゲン。サングラスを外したLisa LISAがサビで合流する瞬間に心つかまれた。ファンキーな間奏を挟んだLISAのバース、そして最後はMC2人がステージ前方へ飛び出しオーディエンスにアピールする。さらにVERBALが「味の素スタジアムのみなさん楽しんでますか! 『a-nation』マジ最高。昼間からいる人リスペクト」とMC。その後まだタイトル未定の新曲を繰り出した。キャッチーなサビととキュートな振り付けが印象的な曲で、VERBALのバースは日本語ラップの有名なラインを引用したものだった。

 「楽しいねえ。いいよー!」とLISA。そしていよいよ最後の曲となる。VERBALが「この曲をやらないと帰れないLISAとの曲があります」と話すと、LISAがアカペラで歌い出したのは「come again」。オリジナルメンバーで披露されるこの時を待っていたファンも多かったことだろう。目をつぶって歌うLISA、跳び跳ねながらラップするVERBAL。そして、スマホで動画を撮る☆Taku。懐かしさとこれからへの期待が混在するステージとなった。

東方神起

東方神起

 最後のアクトはへッドライナーの東方神起。実に4年ぶりの『a-natiion』出演だ。オープニング映像が始まると、フロアには会場入り口で配られたうちわに付いていた青のライトだけでなく、赤いT字のライトが目立つようになった。東方神起のファンの多さに驚いてから、爆音のキャノンとともにユンホとチャンミンが登場。ユンホはノースリーブのダブルジャケットと、くるぶし丈のパンツ姿。チャンミンは長袖ダブルジャケットと、ショートパンツ姿だ。そしてここからはもう熱狂の嵐。

 スタートは「Reboot」。ロックかつ甘い。続く「ANDROID」の後半はステージ前方でバックダンサーとともに男前な演技。ユンホの流し目がスクリーンに写し出されるたびに歓声が沸く。当のユンホも「みんな! もっともっと!」と煽っていった。「Superstar」はダークな照明が印象的。観客からは大合唱も起きていた。2人のダンスがフィーチャーされるシーンも。

 ユンホがマイクを取る。「お元気でしたか! 『a-nation』は4年ぶりです。ブランクを感じさせないくらい盛り上がってますね! 今日は最後まで大きな応援宜しくお願いします!」。チャンミンも続く「暑いですね。東方神起にとっては4年ぶりでドキドキしてましたが、みなさんの笑顔をみるとパワーアップしちゃいます。今年は信じられない暑さですけど、今日は特別な思い出を作りましょう」。

 そして「Road」へ。ステージの様子を移すスクリーン映像のディテールやフォントにもこだわりが感じられる。ステージ両端に立ち歌い上げた。先ほどまでとは一転し、歌に専念する。ハンドマイクで情感たっぷりの歌声を届けた。ディスプレイには2人のドライブシーンも写し出され、ファンも歓喜。「Borelo」はユンホが冒頭を歌うと、照明がドラマティックに赤へかわる。交互に歌ってから、サビではのハーモニーで魅了。光る汗も交えて、視覚的にも訴えかけてくるものがあった。後半の2人のシャウトも大迫力。

 再度MC。「社会に出て来て1年くらいたったんですけど、色々なライブがあってたくさんの方の笑顔をみれて感無量でございます。いつも応援してくれてありがとうございます」と昨年兵役を終えたチャンミンが語る。そして「アリーナツアーを控えてますので、そちらも宜しくお願いします。ここからはもっとアゲアゲでいきましょうか!」とユンホが呼びかけて「Purple Line」がスタート。再度パフォーマンス重視で魅せていく。最後はクールに陣形を組んだポーズでフィニッシュ。

 さらに「Why?(Keep Your Head Down)」のイントロが鳴ると大歓声。音でも視覚的にもメリハリの効いたステージングを展開。炎も上がる演出も。最後はチャンミンがひとり歌うアレンジ。そしてバックバンドとバックダンサーによるショウケースの間にユンホが赤いシャツ、チャンミンが黒いシャツに着替えて再登場。「ウィーアー!」と「OCEAN」をメドレーで届けながら、それぞれ左右にトロッコにのってスタジアムを一周。

 そして「Summer Dream」。ここでトロッコがステージへ到着し、2人はステージへ。セットリスト最後は「Somebody To Love」だった。ジャンプして最後まで盛り上げていく。極めつけはユンホの「『a-nation』!!」というユンホのシャウト。さらに最後は花火も打ちあがり、フェス1日目のフィナーレに華を添えた。

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