東方神起、4年ぶりの「a-nation」堂々パフォーマンスでトリ飾る
CHEMISTRY
さらにEMPiREと同じく『a-nation』初参加となる、CHEMISTRYが登場。これまでの出演陣のなかでは初となるバンドセットでのライブだ。まずは「ユメノツヅキ」から。渋い演奏が2人をサポートする。2MCユニットとしてはベテランの彼らだけあって、美しいハーモニーに余裕さえ感じさせる。2投目は「Point of No Return」。涼しげなサウンドのなか、堂珍嘉邦は観客を指差しアピール。さらに2人はステージ両端に立って歌い上げていく。アウトロで堂珍が川畑要の肩に手を合わせるなど微笑ましい一幕も。オーディエンスもうちわを振りながら楽しんでいた。
川畑がMC。「楽しんでますか? この後の曲も僕らが大切に歌ってきている曲なので、是非聴いてください」。そこから低音が効いたスムースなビートに、スウィートな二人の声が乗る「キスから始めよう」、フィギュアスケートの羽生結弦選手が踊った事でも有名な「Wings of Words」と披露していった。円熟を感じさせるパフォーマンス。
「今日はみなさんありがとうございました! 楽しんでいこうぜ!」と川畑が話してから、最後は「PIECES OF A DREAM」。デビュー曲でエンディングを飾る。2コーラス目のサビから、川畑と堂珍はアイコンタクトしてステージ先端へ。2人で見合い、呼吸を合わせながら最後まで伸びやかに歌い切った。
NEW REVIVAL
ここからは、エイベックスの新世代アーティストによる『NEW REVIVAL』のステージ。エイベックスの名曲たちが新しい命を吹き込まれていく。トップバッターはlol-エルオーエル-。TRFの名曲「EZ DO DANCE」を披露した。そして、加治ひとみがマネキンダンスデュオのFEMMをフィーチャーしてhitomiの「CANDY GIRL」をクールに歌う。
そしてglobe「FACES PLACES」をカバーしたのはBeverly。この日唯一のマイクスタンドを使ったパフォーマンス。素晴らしくコントロールされたハイトーンボイスでオーディエンスを魅了した。Yup'inは相川七瀬の「恋心」を歌う。サビを繰り返す堂々とした歌唱を見せた。最後はFAKYによるDA PUMPの「Feelin' Good -It's PARADISE-」。現代的な解釈なビートでのアレンジが印象的だった。
NCT 127
先日の大阪公演にも出演していた韓流グループのNCT 127が東京公演にも参戦。この日の出演メンバーはテイル、テヨン、ユウタ、ジェヒョン、ウィンウィン、マーク、ヘチャン、ジャニー、ドヨンの9人。ステージ下からメンバーが登場すると大きな歓声が送られた。ぴたっと長めの静止で意表を突き、「Chain」からステージが始まる。トラップのビートに合わせてセクシーなダンスを披露していった。レイドバックしたリズムの歌がおしゃれ。続いて日本語でメンバーがそれぞれ挨拶。日本人メンバーのユウタは「皆さんの夏の思い出になれるように頑張ります」とMCした。
2曲目は「Limitless」だ。ひたすらクールなパフォーマンスを貫いていく。ステージの模様が映し出される映像のディテールにもこだわりが感じられた。そして「Touch」のリズムが際どいビートで驚いた。アジアとアメリカのポップスが組み合わされた様な構成も。恐らくこの日『a-nation』で一番先鋭的なサウンドだったと思われる。「Fire Truck」では巧みなダンスのフォーメーションと個人技も堪能できた。ユウタが水分補給を呼びかける一幕も。フィニッシュは「Cherry Bomb」。アメリカ産のヒップホップをハングルで培養した様な曲で、次第に熱を帯びてはいったが、最後までクールなステージを貫徹した。
Da-iCE
5人組ダンス&ボーカルグループのDa-iCEが3度目の『a-nation』に臨む。それぞれオーバーサイズのトップスを着たDa-iCEのメンバーが登場すると、速めのパーティーチューン「TOKYO MERRY GO ROUND」でパフォーマンス開始。さらに「FAKESHOW」とアゲアゲな楽曲で快走していく。短くMCを挟んでからは韓国で振り付けたという新曲「Bodyguard」を初披露。リードボーカル花村想太がファンキーに歌い上げる。続く80年代風のサウンドが特徴の「BET」でもキラキラした音のなか、5人がさらに輝きを増す。
「ここからは会場のみなさんと声を出したいんですけど、いいですか?」と呼びかけてからの「エビバディ」は観客を巻き込んでアッパーに。早いテンポを乗りこなし、ハイテンションのパフォーマンスを展開した。エンディングは花村と大野雄大のハーモニーが響いた。セットリスト最後は「パラダイブ」。花村が「ラスト盛り上がっていこうぜ!」と扇動し、サビではタオルを振って会場がひとつになる。最後のサビは爆音のキャノンが華を添えていた。






































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