曲を通して新たなファミリーと出会いたい
――ミュージックビデオ(MV)も衝撃でした。
辻本達規 今回もまた、ボイメンが本気で一生懸命ふざけてる内容に仕上がりました。何より、あの設定が面白いんですよ。
――撮影を銭湯で実施していますね。ボイメンの風呂桶まで作ったんですね。
田村侑久 意外とペロペロと剥がれて撮影は大変でしたけどね(笑)。
――風呂桶で股間をみんなで隠し合う技芸は素晴らしかったです。
辻本達規 あれは、ボイメンの得意技だからね。
――さらに股間に風呂桶をひっかけ、くるくるまわしちゃってますからね。
辻本達規 あれは、僕と本田剛文と田中俊介の3人でやったんですけど、あそこにひっかけた状態で風呂桶を動かすのは大変でした。
本田剛文 あれ、動かしてないから。自力でやってないから。
辻本達規 そこ、自力の体でいこうよ、そっちのほうが面白いよ。あれ、自力だったら本当に凄いですけどね。
――コミカルさを軸に据えたMVもまた、ボイメンらしいなと思います。
本田剛文 やっぱし、真面目に不真面目さを全力でやるのがボイメンのいいところだと思うので。もちろん、恰好いいMVもいいなと思うんですけど。今回のような、ちょっと笑ってもらえる映像のほうが。「今回もボイメンはバカやってんな」と思ってもらえる作品こそ僕らには合ってるし、向いてるなという気がしてますからね。
――あれだけメンバーのギリな露出も含んだ裸を満喫出来るとなったら、女性はファンはもう…。
本田剛文 駒送りでしょ。
――改めて「炎・天下奪取」の魅力を語っていただけますか。
本田剛文 夏バテをぶっ飛ばすような激アツソングが出来ました。ホントにボイメンらしさが全開な、聞いてもらったら本当に元気になっていただける歌だと思います。今年の夏は特別暑いですから、この曲を聞いて、残暑の時期も元気を出して頂きたいなと思います。ぜひ、夏のおともにして下さい。ちなみにボイメンの曲は、朝一で聞いて欲しいです。とくに「炎・天下奪取」を朝に聞き、気合い一発注入した上で家を出ることで、いい一日のスタートダッシュになれて僕は良いなと思っています。
辻本達規 3曲収録したんですけど、どの歌もぜんぜんテイストは違いながら、伝えたい想いはどれもボイメンらしさ全開な曲ばかりです。なので、どれも愛して欲しいです。「炎・天下奪取」は、みんなにボイメンの熱さをわかってもらえる楽曲です。この曲をいろんな人に聞いてもらって、「ライブ行きたいな」「生で聞きたいな」と思ってもらえるように頑張りたいですね。
――初めてボイメンに触れる人にも「これぞボイメンだ」としっかり伝えられる楽曲になっていますよね。
辻本達規 そうですね。この曲をどんな風に歌い踊ってるんだろうと、だいぶ興味が沸く楽曲だと思うから、まずは聞いてもらいたいなと思います。
水野勝 ボイメンはこれまでたくさんCDを出させていただいてるんですけど、カップリング曲も含めて、この1枚はホントに自信作だと思ってます。「炎・天下奪取」というタイトルも「天下奪取」という言葉がついてるように、今年はこの歌を『紅白歌合戦』で歌いたいなと思っていて。この曲を紅白で歌うことは、すごく意味のあることです。名古屋から全国へというスローガンを掲げている僕たちだからこそ、紅白に出るのは、ボイメンにとっては天下を獲ったという、一つの象徴になる。今年は、この曲をぜひ紅白で歌いたいです。
田村侑久 この1枚にはボイメンらしい熱さを投影した「炎・天下奪取」と同時に、感動与える「あなたに出遭えたこと」や、面白い「つっぱりパッショネイト」など、ボイメンが持つ面白さのいろんな要素が出ています。初めて聴いた人でも聞きやすいと思いますし、ボイメンってこんなグループだなと思ってもらえるはずです。曲もすこくいいんですけど、生だとぜんぜん迫力が違うから、ぜひ、生のボイメンを観てください。そこでは、僕たちの人間力というパワーを観ることが出来ます。
――ボイメンを目の前にすると、かなりの熱さを感じますからね。
田村侑久 たぶん燃えちゃうかも知れないですね。そこだけ気をつけてください、近づきすぎると火傷しちゃうぜ。
田中俊介 この一枚は出会いから生まれた作品だなと思ってて。ヒャダインさんも、「あなたと出逢えたこと」を書いてくださったナオト・インティライミさんも、現場でお会いして仲良くなってというか、お二人には本当に可愛がってもらえています。実際にお会いしたときに僕らも想いを伝えて、その縁で楽曲を提供してくださいました。その出会いを大切に育みながら、これからも大事に大事に歌っていきます。
応援してくれてるファンを「BOYS AND MENファミリー」と呼んでるんですけど。この作品を通してまた新たなファミリーと出逢えたらいいですね。また、そこでどんどん輪を広げながら、2019年1月4日のナゴヤドームへと繋いでいきたいです。そんな出会いにもしていきます。この曲で本当に輪を広げ、紅白やナゴヤドームまで突っ走っていけると思います。まずは天下を獲るため、この歌を世の中に熱く掲げたいです。
(おわり)