みんなに会いに行けるグループ、風光ル梟 未来へ向かうビジョン
INTERVIEW

みんなに会いに行けるグループ、風光ル梟 未来へ向かうビジョン


記者:長澤智典

撮影:

掲載:18年08月05日

読了時間:約15分

 アイドルグループの風光ル梟(かぜひかるふくろう)が8日に、1stシングル「ショートケーキイズム」をリリースする。2017年11月に日本クラウンからミニアルバム「風光ル梟」でメジャーデビューする。しかしその後、メンバーの卒業や加入などを経験。2018年3月には、Misaki、山崎カノン、大西凜、岩谷華奈、中西優香、日浦菜緒、栗栖瑠海の現体制へとなった。デビューからここまでの道のりはどのようなものだったのか。彼女たちの魅力に迫った。なおこの日、大西凜は交通機関の影響で欠席。【取材=長澤智典/撮影=冨田味我】

感じてきた経験や想いを風光ル梟へ反映させながらやっています

Misaki(撮影=冨田味我)

――風光ル梟は、2017年11月に日本クラウンからミニアルバム「風光ル梟」でメジャーデビューしました。その後、メンバー2人の卒業。今年3月に新メンバーとして4人が加わり、Misaki、山崎カノン、大西凜、岩谷華奈、中西優、日浦菜緒、栗栖瑠海の現体制になりました。短い期間の中とはいえ、怒濤の展開ですね。

山崎カノン 風光ル梟が誕生してからまだ1年も経ってないんですけど、新体制になって以降、「このメンバーで頑張っていく」というみんなの意志は、どんどん強くなっています。

――風光ル梟は、プレーイングプロデューサーであるMisakiさんがすべての動きを束ねていく形で進んでいる。そう捉えて良いのでしょうか?

Misaki その形を取っています。風光ル梟の全体的なコンセプトから、楽曲の方向性や歌詞、衣裳など、すべての動きをクリエイトしながら全体プロデュースをおこなっています。

――それだけMisakiさんの中には、明確なビジョンがあったわけだ。

Misaki わたし自身、「いつかプロデュースをやりたい」とは思っていましたが、まさか22歳という年齢でアイドルのプロデュースをおこなうようになるとは思ってもいませんでした。声をかけてもらえたときは、正直、まだまだプロデュースというのは未知なる世界でした。ただ、自分の名前を表に出してプロデュース業をやらせていただけることや、わたし自身が経験を通して本格的にプロデュース業を学びたい意志を強く持っていたことから、その想いをスタッフさんにも話したうえで、風光ル梟のプレーイングプロデューサーとして活動を始めさせていただきました。だから、最初から明確にというよりは、わたし自身もいろいろ学びながら方向性を探り出していた面はありました。ただし、今はくっきりと風光ル梟の未来へ向かうビジョンが見えるようにもなっています。

――風光ル梟の作詞は、すべてMisakiさんが担当。その歌詞を通しても、絶対に未来をつかんでやる強い意志が伝わってきます。それだけ、Misakiさん自身ハングリー精神が強いということ?

Misaki そうですね。わたし自身が、もともとDancingDollsというユニットで活動していた背景もあって、そこで感じてきた経験や想いを風光ル梟へ反映させながらやっている面もありますからね。

岩谷華奈(撮影=冨田味我)

――メンバーのみなさん、風光ル梟の印象をどんな風に捉えていますか?

中西優香 最初に風光ル梟を知ったときは、「清楚なユニット」と勝手なイメージを持っていたんですけど。新体制メンバーとして加入し、「ショートケーキイズム」という新曲をいただいたときに、それまでの風光ル梟とは印象の異なる格好いい曲調やったんで、新体制になったことでパワーアップした風光ル梟になれたらなという想いを持ちました。入ったばかりの頃は、いろんな面で探り探りやったけど。今は、風光ル梟の中での自分のポジションを明確にしようと頑張っているところです。

岩谷華奈 わたしも最初に風光ル梟を見たときは可愛いユニットというイメージがあって、ダンスユニットという印象はそんなに強くなかったんですけど。新体制になり、前から持っている風光ル梟らしさも生かしつつも、新しい風光ル梟に変わってきているなという印象を受けています。わたし、これまでがっつり踊る系のユニットでの経験がありましたから、そこで得たものを、これからの風光ル梟にどんどん生かしていこうと思ってます。

栗栖瑠海 わたしが風光ル梟のメンバーへ加入したばかりの頃は、他のメンバーさんが綺麗な人たちばかりだから、「わたし、やっていけるかなぁ」と不安でした。でも、メンバーみんな優しいので、今は楽しくやっています。風光ル梟の魅力は、メンバーみんな仲が良く団結力も強いように、このチーム力だと思います。メンバーみんな、それぞれのこともよくわかっているように、その仲良い関係がライブからも見えてくるよう、ぜひチームワークにも注目してください。

日浦菜緒 わたし、もともと人見知りな性格で、人と話すのも苦手でした。だけど風光ル梟に入って、特典会などでいろんな人たちとおしゃべり出来るようになってからは、性格面でも変わってきたなと思います。

山崎カノン わたしと大西凜ちゃんが結成時からいるメンバーなんですけど、活動を始めた頃は可愛いアイドルソングが多かったんです。今回のシングルの表題曲にもなった「ショートケーキイズム」は格好いいスタイル。今までの風光ル梟とは違う魅力を、まずはみんなに伝えたいなと思っています。

――Misakiさん自身は、新体制になってからの変化をどのように受け止めていますか?

山崎カノン(撮影=冨田味我)

Misaki 4人から6人にメンバーが増えたことで、さらにパワーアップしたのは間違いないです。以前の風光ル梟は、ザ・アイドルという印象が強かったと思うんですけど、新たに加わったメンバーには踊れる子たちも多かったから、「もっとパンチの効いた強烈なグループにしたい」という気持ちが強くなりました。しかも、「このメンバーなら挑戦的な楽曲も似合うし、攻撃的な歌詞だっていけそう」と思えたから「ショートケーキイズム」が生まれたように、新体制になれたからこそ新たな挑戦が出来るようになれたところも大きいなと思っています。

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